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「英語力UP」以上に「大切なこと」を学んだ、3ヶ月間の学習トレーニングの話

先日まで約3ヶ月の英語学習のトレーニングを受けていました。

「帰国子女ではない」「留学経験もない」にもかかわらず「上智大学を卒業しました」というと、自然と「英語ができるキャラ」となり、困る日々を過ごすこと10年ほど。しかも専攻は語学に関係ない学科だったからこそ、余計に…だったのですが、「やらねば」と「三日坊主で挫折する」の気持ちの天秤がずーっと心のどこかで揺れていました。

季節が冬から春に移る頃、夫のある行動が私に転機をもたらしてくれました。

今年頭から、オンライン英会話を始めていた夫。きっかけは「誘われた…」とかでしたが、週に数回、30分ほどのレッスンを受けていました。何を話しているのか鮮明には聞こえないけれど、楽しいのか、表現に迷っているのか…漏れ聞こえる声のトーンをBGMにその時間、家事をしていた私。

数ヶ月経ったある日、ふと思うのです。

「楽しんでいる声、笑っている時間が確実に長くなっている…!」

本人に伝えてみると「そう…?」とまんざらでもなさそうな雰囲気でしたが、「『話さなければならない』というハードルは下がっている」とのこと。「継続は力なり」をつくづく実感するのです。

「やっぱりやったほうがいいよな…」と思うものの、私の場合、自分の足りない要素を埋め合わせながら、効率良く学んでいくことが自分の精神的にも良いのでは?と思うように。

気づいたら、あるスクールの門を叩き、3ヶ月間の通学のなかで英語力のUPだけでなく、ある大切なことを学ぶこととなりました。

(なぜか大きな反響があったこのつぶやきは、まさに英語のことでした)

「もう一回、一から学ぼう」と素直になると吸収できる

冒頭にも書いたように、私のどこかに「英語ができなければならない私」が存在しながらも、いざ外国の方とお話ししたり、各種テストを受けてみると、そうでもない事実が。「自分はできる(のでは?)」との、微かな自信と期待は置き、素直な心で一から勉強するつもりで臨みました。

分からないことは「分からない」と伝える、過去学んだことでも曖昧で頭が混乱したら徹底的に聞く。

大学受験で散々勉強していたはずなのに「あれ…どうだったっけ…(恥)」なんてこともたくさんあり、私自身のなかでは悔しい気持ちも。それでも、お金をかけてまた学んでいるからこそ、一旦できない自分にフォーカスし、覚え直すことに。伴走してくださる相手も、初めましてのコーチだった、というのも大きいかもしれません。

3ヶ月間の1ヶ月目はまさかの英単語に苦戦し、「これから大丈夫かな…」と勝手に自信喪失状態に陥ったのですが、コーチが「では定期的に単語テストをお送りします!できなくてもOK!まずは思い出そうとするところから!」と言ってくださったのは大きかったです。(後述しますが、繰り返すことで、この自信喪失状態は徐々に薄れていきます)

たった15分、されど15分の積み重ね

課されるホームワークの自習時間で意識した「15分間」。まずは教材を目の前に出すこと、少しでも取り組むこと。15分が物足りなくても、終わらせること。記憶定着のためには睡眠時間を大切がゆえ、確保すること。

私の場合は、通勤と夜の時間をメインにしながらも、1時間でも確保するのが精一杯。他にもあるスクールでは、1日3時間を自習に課し、それをこなしていく皆さんもたくさんいらっしゃり、頭が上がらないのですが、今の私にはそこまで無理はできず…。(だからこそスクール選びは慎重になりました)

それでも「15分」の積み重ねは、やらなかった場合とは比べものにならないほどの感覚に。ちなみに15分を4回繰り返すだけで1時間。4種類の勉強がバランス良くできます。

「されど15分」よりもっと大事な「密度」

「15分」の時間をとっても、その過ごし方が何よりも大切である、ということ。めちゃくちゃ初歩的な、そもそも論ですが、実はこれが3ヶ月間の一番の学びでした。

集中して取り組んだ15分」と「別なことに気をとられながら取り組む15分」では、得られるものが全く違う…と身をもって痛感したのです。

1ヶ月ほど経過したある週、大半の日で洗濯物を干しながら、シャドーイングをしていました。結果、「うーん…なんか、身についているようなついていないような(汗)」と不安なまま、次のクラスの暗唱テストではつっかえがちに。シャドーイングはやっているけれど、意識は洗濯物に向いていたのです。

逆にきちんと集中して向き合うと、たった15分でも自分自身に変化を感じるほどになり、テストでもスラスラと話せ、構文も応用ができるように。

内容にもよりますが、単語や音読、シャドーイングであれば、15分間で何度も繰り返せることが大半です。だからこそ意識して繰り返し取り組めば自分自身の一部になるのだ、と実感しました。

せっかく時間を取るのであれば「まずは目の前のことに向き合う」に尽きるな、と。

これは何にでも応用できる

今回は英語学習でしたが、これは仕事を含め、他の物事にも応用できるのでは?と思っています。

仕事においても、毎分毎秒、さまざまな出来事が舞い降りてきます。つい新着メールに気を取られがちで、時に取り組んでいたことが、一気に吹き飛んでしまうこともなきにしもあらずですが、落ち着いて、まずは15分でも向き合うことで、その価値は高まるのだと思います。

さらにミーティングやセミナーでもオンラインが当たり前になるなかで、つい「何をしていてもバレなければ問題はない」ような状況もなきにしもあらず。しかしせっかく参加をするのであれば、存在価値を発揮すること・他に活かせるような学びを得ることを考えると、「ながら」ではなく「目の前に集中」なのだと思います。

コーチに伴走してもらった3ヶ月間は、自分の時間の使い方をアップデートする時間でした。みんな平等に、限られた24時間365日。これまでは、スマホ画面をぼーっと眺めることも多かった時間が、定めた目標に向かって突き進む時間になり、これほどまでに充実するのか!と。

毎日の勉強時間などの管理アプリで、コーチから「いいね」やメッセージが来るたびに、今日の自習時間も確保せねば…とお尻を叩かれる気持ちになる日がほとんどでしたが。。(汗)

ちなみに先日スクールを卒業し、一人での学習の道へ。触れる時間が一気に減ったSNS時間が少し戻ってしまったのですが、その行動に至る理由も解明できたので、今後もバランスを取りながら向き合っていきたいと思います。

肝心の英語力ですが、私の場合、カッチリとした目標がなかったので、最初・中間・最後にそれぞれTOEICの模試をした結果、見事に最初→最後で170点ほど上がりました(元々が低かったのもありますが)。体感値でも3ヶ月前と比較して、だいぶ聞き取れるように&文章が読めるようになり、スピーキングも表現しようと思う時に、表現が少しずつ出てきています。

たくさんのことを教えていただいた3ヶ月と一定かけたコストを無駄にしないよう、終わりはないこの英語学習をこれからも楽しんでいきたいと思います。

実は今回もnoteに後押しをしてもらいました

何かにつけて、お世話になるnoteですが、今回もあるnoteが決め手になりました。

▼スクール選びの決め手となったnote

もともとSTUDY HACKERをよく読んでおり、岡さんのnoteも拝見していました。スクール選びに際して、ふと「そういえば、あの時に見たnoteって…」と思い出し、このnoteを再読。条件など、さまざまなご縁が重なり、通うことに。

スクールで学ぶなかで、このnoteに対する納得感もさらに増しました!今後もこのnoteは一人学習のバイブルにさせていただきます。

▼スクール情報

すでに英語学習において、たくさんの情報で溢れている時代。一人ひとりのニーズに合う、適切な情報に巡り会えますように。


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