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プロクラブに恋して

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世界初(?)のプロクラブ連載小説。
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2022年7月の記事一覧

プロクラブに恋して ①

プロクラブに恋して ①

パーキングブロックに沈む後輪を、みぞおちに感じて車を停めた。名刺入れを胸に封筒片手に。ルームミラー越しにアイビーグリーンの自転車が映る。

2回ノックして会社名を告げると「どうぞ」とくぐもった声。「失礼します」来客用スリッパに体を浮かせて事務所内へ。カウンタの向こうで事務の女性がモニタから半身ずらしてこちらを見つめている。

「請求書をお持ちしました。遅れてすいません」

立ち上がって会釈をする彼

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