2024.5.23
「昼休憩は、いつもの時間の30分早い時間にみんなとるように」そう、上司が言った。こんなことは滅多にない。相当な意気込みだ。
今日から新しく始まるものが、昼に取り掛かり、15時30分迄には納期なのだ。
食堂では、それに取り組む者だけが食事をしている。なので、何だか静かで妙に落ち着かない。そんな思いを抱きながら休憩が終わり、朝からその件の個々の担当と時間の割り振りのリストが上がっていたので、みんなその通りに行動した。
普段一緒に仕事をしない部署からも応援に来て手伝ってもらい、作業は続く。
密集して少し暑かったのでクーラーの温度を少し下げたくらいだ。みんな必死だった。
そんな甲斐あってか、無事時間内に納期できた。
こういうのって団結した感じで、何だか大袈裟だけど絆みたいなものをほんの少しだけれど感じた気がした。普段見ない私たちの団結。
困難をのりきったときに見えるもの。
仕事を終え、自宅に戻ると家の猫が、お腹が空いているので近寄って来る。でも、食べ終わると私にはお構いなし。部屋の何処かへ行ってしまう。最近一緒に遊んであげてなかったので、私を遠くから見つめていたり、少し離れて座って遠くを見ているうちの猫。
「ごめんよ、ほら、遊ぼ」小さな鼠のおもちゃがついた棒を振りながら絆を深めた。
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