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2022年4月の記事一覧
【読書日記】世俗の世界から離れなかった小林一茶が好きだ
『小林一茶を読む』は一茶の俳句を、彼の生涯と共に紹介していく本です。一茶の本は結構読んで、彼の俳句はよく知っているつもりでしたが、ここで初めて読むものも多かったです。後書きによると、2万千句程度詠んだそうで、その多さに圧倒されます。
この本には、俗語を使った句が多く出てきます。俳句は言葉の芸術で俗の世界とは無縁のようにも感じます。でも一茶自身はそんなことは気にしなかったようで、俗っぽい作品も多い