半生を振り返る⑥ 大学生時代(カウンセリングと研究室)

今回の記事は、以下の内容です。

・大学生時代(カウンセリング)
・大学生時代(研究室)

ADHDとASD併発の「はるぺど」です。

今回のテーマは「半生を振り返る⑥ 大学生時代(カウンセリングと研究室)」です。
前回の記事では大学1〜2年の頃を書いていますので、まだの方はこちらもどうぞ。

早速、本題に入りたいと思います。


・大学生時代(カウンセリング)

大学内の心理カウンセラーの方に自分は発達障害かもしれないことを伝え、カウンセリングと傾向の調査を行っていただくことに。

知能検査、いわゆる「IQテスト」のようなものを実施し、「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」の4つの項目の数値、および平均値から、その人の障害の可能性を診断するものでした。

詳しい内容は言えないので割愛しますが、検査に取り組んでいる最中でも得手不得手が自分で分かるような気がしました。それほど能力の偏りが極端だったのかもしれません。

カウンセリングと知能検査の結果から、カウンセラーさんははるぺどのことを、

「発達障害と診断されてもおかしくはない」

と判断しました。もちろんカウンセラーさんはあくまでもカウンセラーさんであり、精神科医でも心療内科医でもありませんので、これは正式な診断ではありません。

「もし、正確な診断をお求めでしたら、精神科や心療内科を受診されてはいかがでしょうか?」

カウンセラーさんには受診をすすめられました。
その後、正式な診断をお願いしようと精神科を探していましたが、このことが運悪く両親にバレてしまい、家族会議となってしまいました。

「自分を甘やかし/正当化していないのか」
「努力していないのか」
「それくらい誰にでもあるよ」
「気にしすぎ」

…今思い返してもしんどいです。両親については何なら今でも私の障害に対してはこんなスタンスで接しています。
理解を求めようと頑張って説明しようとするも、火に油を注ぐようなもの。相談の場所はいつの間にか、説教を行う場所へと変貌していました。(これは毒親と言うのでしょうか?詳しくないので、意見等をお持ちの方はコメントいただけますと幸いです。)

そんなこんなで、精神科の受診は無かったことにされ、相変わらずしんどい月日が流れていきます。

・大学生時代(研究室)

大学3年生後半。研究室(=ゼミ)配属がやってきました。
とりあえずブラックな噂のある研究室は避けましたが、低いGPAのせいで、第5希望の研究室に配属となりました。

はるぺどの所属していた学科では、いわゆる「卒業研究」を行うのは4年生になってからですが、その準備段階として、3年生の後半に「プレ研究」なるものを行っていました。

半年の間に自分でテーマを決め、
仮説を立て実験を行い、
実験結果をポスターとともに発表する。

4ヶ月程度の間に上記を完了させる必要がありましたが、自分の場合、以下のような問題にぶち当たりました。

「半年の間に自分でテーマを決め、」
→テーマを決められない。テーマが見つかっても先行研究者がいるのでそのテーマを使えない。テーマが決まらないことを誰にも相談できない。研究のスタートラインにすら立てない。

「仮説を立て実験を行い、」
→テーマ決めのせいで時間を取れない、被験者(=実験に協力してくれる人)を募集できない

「実験結果をポスターやスライドとともに発表する。」
→うまく説明できない

全体的にいえば、「報・連・相などのコミュニケーションがうまくできない」の一言に尽きると思います。私は今も報・連・相が大の苦手なのですが、今の自分でも分かるくらい、当時はもっと酷い状況でした。

自分では一生懸命に説明しているつもりでも、相手のリアクションがおかしい。呆れ顔になる。一通り説明したあと、聞き手からは追加質問が山のように飛んでくる。もちろん、興味を持ったうえで「もっと聞きたい!」系の質問ではなく、「お前、いまさっき何て言った?分からんかったわ。もう一回教えてくれ」という内容ばっかりでした。

普段から温厚で優しい先輩からも「分からんのであれば聞けよ。放置するなよ」とこの有り様。人を怒らせたり、地雷を踏むのが得意なのは昔から変わっていません。
でも、当時の自分にやる気がなかったわけではありません。評価されたかったし、みんなに追いつきたかった。でも、「分からないが分からない」「このタイミングで話しかけて良いのか」「また地雷を踏んでしまうのか」なんてことが頭の中で渦巻くと、身動きが取れなくなってしまうのです。これについても第三者に相談してアドバイスを求めましたが、「はるぺどの努力不足」の一言で片付けられてしまいました。

教授にも先輩方にも半分以上呆れられながらも何とかプレ研究の発表にこぎつけ、何とか単位を獲得。(もちろんCでした)
そして冬が終わり春へと移行する季節がやってきました。

そして、人生最大のクソイベント、就活が始まります。

次回は就活中心のお話になります。


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