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手法は情報の使い方を構築したものでしかない[反転材料と気配、順張り材料と条件について]

みなさんお元気でしょうか?はるぱぱです。

前回はコロナ禍で揺さぶられる相場の中で、頻繁に損切りしてしまう人が何をみるべきか、という点について一言で「根元が大切で、最小期待値をターゲットにする」と申し上げました。

具体的にテクニカルにあてはめるのであれば、順張り材料としては、一目均衡表の雲の上に価格がある場合は上に伸びやすく、雲の下にある場合は下に伸びやすい、と投資セミナーなどでは言われています。

ですが、これは闇雲にそれを追跡してもなんらの優位性の発見につながりません。

ここが相場初心者やプラスに転じていないプレイヤーの実際の肝にあたる情報ではないでしょうか。

私たちが実際にテクニカルの情報を共有する際には、この情報に加え、三役好転、三役陰転などの情報の一部として「遅行スパンの抜けた状態」を見ます。

実際にこれだけ加えるだけである程度の優位性は担保されているのですが、上位足の状態や強い材料の期待値の有無などがその周辺にあるかどうかで若干数値が変わってきます。

また、取引の際に、順張りしか優位性がない、という人もいますが、ターゲットとリスクの許容がバルサラの破産確率に適合する場面では、逆張りの優位性も実際には存在します。

逆張りを推奨するものではありませんが、実際に数字の出るものを優位性がないと発するそれこそが分析力を疑われても仕方のない行為です。

では、逆張り材料として何をみるのか、について一部こちらに記載しておきたいと思います。

例えば現在長い下落が生じている時間足があるとします。

そこからどのあたりで反転に転じるのか、というのは、いきなり上昇に転じてトレンドになるというイメージは持つべきではないでしょう。

では、どんな材料がその反転の気配になりうるか、という点で考えると、現在まで波動を形成しつつ下落してきたのであれば、その「直近下落波動の半値(反転インジケーターに反応した視覚的事実が重要)を終値で上抜けた事実があるか」、これだけでおよそ機能します。

もちろん再度再下限を終値で下抜けるようなことになれば、買いが始まった全ての根拠がそこで崩れることになりますので、買いの目線は一時的にないということになります。

では、ここでまた逆の売りでドテンをするのか?

ということですが、これについては先ほど申し上げた周辺の強い条件の有無、というところが実際の取引の行為につながってくるところです。

そうしたモノサシはいずれみなさんが分析力の底上げがされる中で腐る程手に入れることができます。

ですが、ボーダーを超えてないプレイヤーが見つけるのは至難でしょう。

ですが、もう一度お手元のチャートでご確認ください。

トレンドが反転する場面に限っての材料としては、反転材料は今まで継続してきた波動の半値を終値で抜ける、というバイアスが視認できることでおよそ機能していると言えるでしょう。

こうした事実のない、パターンの反転と、この事実のあるパターンの反転について比較してみてください。

パターンだけでは使えない、という意味がお分かりになると思います。

情報には範囲があり、その性格、性質を捉え、法則性をアバウトにイメージ化し、その挙動の中に含まれる理論的な根拠、当たり前な思考や集団心理に適合する材料を得て、モノサシとして構築し、その情報をどの場面でどのように使うか、というところが世の中で言われる「手法」の中身です。

このルーティンが分かってしまえば、どなたがどんな材料を持っているか、というところに適合しやすい材料とモノサシを作るだけですので、「どの手法が聖杯だ」と言うような頓珍漢なお話は浮上してきません。

誰の取引であっても、それなりの優位性のある材料が揃えば、それなりの手法になると申し上げておきたいと思います。

また、そうしたご相談などございましたら、遠慮なく私たちにお申し付けいただければ、可能な範囲でお答えしたいと思います。

それではみなさんの分析力の底上げのひとつとして今回の情報をお役立てください。

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