日本で1番入場料金が高い美術館「大塚国際美術館」(徳島県)を全力でオススメしたい! 半日あっても足りないくらい満足の内容。 世界の名画を解説付きで楽しめるだけでなく、撮影OK、さらに「お触りOK」という珍しい美術館。
取材で鳴門の渦潮を見に来たので、そのまま足を伸ばして大塚国際美術館を観てきました。
実はここ、ポカリスエットでお馴染みの大塚製薬の創立75周年記念事業として建立した美術館なんです。
他の美術館にはない大きな特徴は、陶板に特殊な技術で世界中の名画を焼き付けていること。
世界の名画をほぼ原寸大で楽しめるんです!
しかも陶器なので、『お触りOK』なのも特徴。
名画を触れるって……すごくないですか?
ちょうどアニメ「アルテ」とのコラボしていました。
「アルテ」の声優さんによる作品解説音声ガイドを借りると(500円)、クリアファイルがもらえます。
日本一高い美術館
ここは日本で1番入場料金が高いことで有名で、
大人3300円
学生2200円
と強気な値段設定です。
実際に中を観て感じた事は「それだけ高い入場料金を払ってでもお釣りがくるほどすばらしい美術館」でした!
大塚国際美術館へのアクセス
大塚国際美術館は徳島県にあります。
ちょっと遠いかな?と思われますが、神戸や大阪から直行バスが出ていて、意外と行きやすいです。
淡路島からすぐ近くにありますので、徳島といっても本当に神戸からすぐの場所にあります。
鳴門のうずしおから近いので、一緒に行くことができます。
ただ閉館時間が17:00なので、うずしおは午前中に観に行ったほうがよいです。
大塚国際美術館
088-687-3737
9時30分~17時(入館券の販売は16時まで)
月曜休館(祝日の場合は翌日)
〒772-0053徳島県鳴門市鳴門町 鳴門公園内
なんと総観覧距離4km!古代ギリシアからルネサンス、近現代まで一気に鑑賞できる。
4kmですよ4km。
ただ直線で歩くだけでも1時間はかかると言うのに、世界中の名画をほぼ原寸大で鑑賞することができて、どう考えたって2〜3時間で終わるわけがない。
特に最初にある、システィーナ礼拝堂は圧巻です。
私はバチカンで実物を何回も鑑賞していますが、ここまでの再現度は本当にすごい!
イスもたくさんありますので、天井画までじっくり鑑賞することができます。
ちなみに、紅白歌合戦で米津玄師さんが「檸檬」を歌ったのも、ここです。
CDジャケットイラストの複製画も展示されてますよ!
後半まじで時間が足りなくなる。
システィーナ礼拝堂で感動して、そのテンションのままゆっくりじっくり鑑賞していると、本当に6時間かかります。
地下3階からスタートしてだんだん地上に上がっていく順路なのですが、後半に時間がなくなると近現代を鑑賞できなくなってしまいますので注意が必要です。
レンブラントやシャガール、ピカソのゲルニカなど素晴らしい作品がたくさん飾ってありますので、ぜひ近現代も鑑賞してほしいです。
モネの池がとても美しい。カフェで食事もできる。
モネの池が再現されています。ここにはカフェが併設されていますので、ちょっと歩き疲れた時やお腹がすいたときに、池を眺めながらテラスでゆっくり時間を過ごすことができます。
この池の中央にはコンクリートの打ちっぱなしで作った円形の展示スペースがあり、その中にモネの作品が飾られています。
屋外に絵画が展示されているのですごいですよね。
陶器に印刷されているからこそできる、新しい展示方法です。
室内照明ではなく太陽光の中で鑑賞するモネは素晴らしく感動します。
デートにもぴったり、おしゃれスポットだった
あまりにも素晴らしい美術館で、デートにぴったりだなと思いました。
疲れたら休憩ができるカフェが3つもあるし、世界中の名画を一気に鑑賞できるなんて、最高じゃないですか。
美術館の周囲は海沿いをドライブできるし、うずしおも見れるし、食事もおいしいです。
名画が一気に鑑賞できるので、新しい画家の発見になる。
私はいつも決まった画家を中心とした展示会ばかり行っていました。(ルノワール展とか)
大塚国際美術館のような世界中の名画を一堂に会した展示はほぼ初めてだったのですが、今まで自分が知らなかった素晴らしい画家を発見することができて、とても勉強になりました。
ここで鑑賞したことをきっかけにして、いつか実物を見に海外の美術館に行ってみたいとも思いますし、日本に展示会が開催される時はぜひ足を運びたいと思います。
自分が好きな方の展覧会にだけ行っていては、こういった発見はなかったと思います。
本当にお勧めです、大塚国際美術館。
お近くの方、また関西に旅行する機会がある方は、ぜひ足を伸ばしてみてください!
サポートしてもらえたら嬉しいです!