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2020年11月の記事一覧
バイデン氏はトランプ時代に分断が進んだアメリカを結束させたい、としていますが、アメリカは依然、深刻な分断 状況にあり、バイデン政権が力強くその戦略を実行できるか、前途には多くの障害と課題があります。アメリカが ひとつになる求心力を生かせないとバイデン政権時代のアメリカは世界の新たなリスクになるおそれもあります。
英語で解説しています。この後、日本語で同じ内容をお話しします。
バイデン政権の成立を見込んで、日本はどのような対応をとったら良いのかを考えます。日本にとって最大の課題は 米中の激しい対立の中で、軍事同盟国アメリカと最大の貿易相手国中国とどのようにしたら日本の国益を最大化する舵取りができるかでしょう。
バイデン氏はルーズベルト大統領が大不況を克服したニューディールにならって、コロナで深刻な打撃をうけているアメリカに現代版ニューディール政策を実施しようとしています。
トランプ政権がバイデン陣営への政権移行を認めず妨害する中でも、バイデン陣営は着実に政権移行の準備に とりかかっています。
トランプ大統領は敗北を認めず、郵便投票と開票に不正があったとして訴訟戦術を展開。訴訟から判決まで時間が かかることをふまえて次期大統領の決定を妨害する戦略を進めるという前代未聞の事態です。
激戦州が接戦であり、郵便投票の開票に時間がかかったため、投票日から3日経って、主要メディアはようやく バイデン氏の勝利確実と報道。これをうけてバイデン、ハリス候補が勝利演説。民主党支持者は勝利をいわいましたが、トランプ支持者は反論。世界諸国の反応も多様でした。
コロナ後のアメリカ経済の不調、コロナ対策、人種差別抗議運動への対応で支持率をさげたトランプ大統領が 自身もコロナに感染しながら投票日が近づくにつれて猛烈な追い上げを見せ、激戦州ではバイデン候補との 率が僅差になり最後まで激戦がつづきました。トランプ氏は投票日の夜、勝利宣言を出し、それ以降の 開票停止と要請するなど異様な行動に出ました。
2020のアメリカ大統領選は南北戦争以来の国内分断で戦われた選挙戦で、アメリカのみならず世界史的にも非常 に重要な事象だったので、これから8回に渡って「しまはる塾」で詳しくフォローしたいと思います。第1回は、郵便投票の 採択とトランプ大統領の抵抗についてお話しします。
CVPがアメリカや新興国・途上国・貧困国でさらに拡大すると、感染の長期化で不況は一層深化し、また途上国・貧困国での感染拡大はやがて先進諸国にも跳ね返って世界は未曾有の大感染爆発に巻き込まれる危険があります。
CV感染の拡大にともなって米中の対立がより先鋭化しました。中国はCV感染を早期に抑制した経験を世界に喧伝し医療協力を進めた反面、香港問題や南シナ海に見られるように強硬姿勢を取り、トランプ氏はCVへの無知と関心欠如でアメリカの対応を遅らせたため感染者が400万人にも増えました。その失政の責任を中国とWHOに転化するという卑劣な態度をとったことから、米中関係はさらに深刻な状況に陥りました。