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MIU404 第5話「夢の島」を見て

おはようございます。
おび はるです。


今季ハマっているドラマの一つが、
「MIU404」です。


いわゆる刑事モノ。
綾野剛と星野源扮する刑事の
バディものでもあります。


1話完結型のドラマですが、毎回
弱く追い詰められた人たちのストーリーを
一級のエンターテイメントに仕上げて、


一瞬も目を離せないような
展開で見せてくれます。


さすがは野木亜紀子さんの脚本。
期待を裏切りません。


ちなみに、私は脚本家で
見るドラマを選ぶタイプです。


野木亜紀子さんは、
「逃げ恥」や「アンナチュラル」
の脚本を書いた方。


時代の描き方が、
毎回本当に惚れ惚れします。


・・・だいぶ脱線しました。


ところで、このドラマの第5話。
日本で働く外国人がテーマ。


技能実習生や日本語学校の闇を
描いていました。


表向き、外国人労働者を受け入れないと
いう方針で来た日本。


実際には、留学生や技能実習生という名目で、
多くの労働者を受け入れている。


技能実習生は信じられない低賃金の
長時間労働で、逃亡者も多い。


留学生は終28時間以内の
アルバイトしか許されてないけれど、


実際それでは母国に仕送りができないので、
2つ3つとアルバイトを掛け持っている。


多分、1話の中でたくさんの要素を
入れようとしていて、


ストーリーとしてはアレ?
と思うところもありましたが、


(フォンチーさん演じるベトナム人留学生が、
北部のハイズオン省出身という設定なのに、
話している言葉は南部の言葉だったり


→南部出身の設定にすればよかったのに
・・・とか。


彼女がアルバイトをクビになって落ち込んだ時に、
ベトナム料理店で一人でお酒を飲むシーンがありますが、
その時に頼んでいるメニューが南部料理の生春巻。


頼まないよな〜とか。
・・・細かいですよね)


グッと来るシーンが多かったです。


例えば、理不尽な理由でアルバイトを
クビになったベトナム人留学生が


「日本に憧れて来たのに、
日本では『人間』としての
外国人は求められてない。


求められているのは文句を言わない
お金のかからないロボット。
日本を嫌いになりたくなかった」


と言って大泣きするのに、
胸を打たれた視聴者も
いたのではないでしょうか。


また、シチュエーションは省きますが、
鬱屈した感じの男性
(日本語学校の事務職員)が、


自分の行動の責任はどこかに
置きっぱなしにしたまま、


外国人をめぐる状況の問題点を
とうとうと語るところで、


星野源扮する刑事が
「黙れ、俺は数十万人の話をしてない。
1人の人間の一度しかない人生の話をしている」


と言った時に、キャー、カッコいい!!
としびれてしまいました。


星野源、かっこいい。
彼のカッコよさは、独特ですね。
脚本も、やっぱり素晴らしい。


こういうシチュエーションって
よくあるんですよね。


もちろん、社会の仕組みを知って、
その制度に疑問を呈するのはいい。


けれど、私たちが現実に直面する問題は、
ひとつひとつ個別の、
ひとりひとりの人生の問題なんですよね。


そこに、自分がどう向き合うかが、
常に問われている。


そこから逃げた形で、天下国家のお話を
とうとうとする人、私は苦手です。


・・・というわけで、
興味を持った方。


今ならネットでも
見られると思いますので、是非。


毎週、本当に面白いです!


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今日の問いかけ♪

たった一人の一度しかない人生に、
あなたはどんな風に向き合っていますか?


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いかがだったでしょうか?

また明日!
今日も素敵な一日を♪

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