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「中華料理を食べて・・・」ベトナムでよく聞く表現

おはようございます。
おび はるです。


さて、冒頭のよく聞く言葉の話です。
理想の暮らしを表現して、


「中華料理を食べて、
西洋の家に住んで、
日本の奥さんをもらう」


という言葉があります。
ベトナムだけじゃなくて、


日本でも同じような表現を
聞いたことがあるので、
広く言われているのかもしれません。


ベトナム語の本を読んでいた時に、
1945年以前に書かれた本にも
この言葉が出てきたので、


案外歴史があるのね、
とビックリしました。


ベトナムにいた時は、
それこそ耳にタコができるくらい
言われ続けました。


私が日本人だからこれだけ
言われるのでしょうが、


どうリアクションを
返していいのかわからない。


「日本人妻」というあまりに
ざっくりした主語で


語れるものが自分にないので、
否定も肯定もできない。


そうこうしているうちに
ベトナム滞在歴も長くなり、


ますます会話の冒頭に
「中華料理を・・・」


と切り出されて、
ゲンナリすることも増え、


それに対して、
「はあ、そうなんですか」
みたいな腑抜けた返事を


しているだけでは
進歩がないなと思っていて。


しかし、ここからどんな話題に
広げたら良いかわからなくて。
ややモヤモヤしてたある日。


どういう話の流れで
そうなったのかは覚えていませんが、


このコトワザから、
家族の中で誰がどういう風に
家計を管理するかという話につながりました。


私が、当時未婚だったというのに
知ったようなフリをして


「日本で一般的なのは、
一家の主婦がお金を管理する方式。


お給料は銀行振込で、
奥さんが直接口座から受け取って、


旦那さんは毎月、決まった額
おこづかいをもらうんだよ。」
と言ったところ、


それまで、日本人女性〜♪理想〜♪と
ヘラヘラしていた男性陣が
突然真顔になって


「それは本当か」
「そんなのはオレはイヤだ。
本当なら日本人女性はあきらめる」


などと言い始めました。
(あきらめるも何も、
全員既婚者でしたが)


お金の力はすごいですね。


色々たずねてみると、
ベトナムは共働きが主流なので、
お財布も2つ。


男性は、生活に必要な額を
女性に渡すけれど、


間違っても給与を直接、妻に
引き出されたりすることはない、


そんなのはイヤだ、
自由がないじゃないか、


自分が稼いだお金なのにさ、
と、すごく熱心に言っていました。


まあ、そうかもしれないですね。
どんな形でも自分の収入があって、


それをある程度であっても
自由に使えるのは
とても大切なこと。


その後、今は日本も
共働きが増えたので、


お金の管理の仕方も
色々だよと話すと、


ちょっとホッしてましたが
(ホッとする意味が分かりませんが)


こういう、主語の大きな話をされて
リアクションに戸惑うときに、


関連する、超現実的で
身近な話につなげると、


話が面白くなる
(お互い実感がこもった話になる)
のかなと思いました。


みなさんも、こんなシチュエーションに
戸惑うことがあれば、
ぜひ、試してみてください。

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今日の問いかけ♪

主語が大きな話を振られて、
とまどった時、どうしてますか?

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いかがだったでしょうか?

また明日!
今日も素敵な一日を♪


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