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営繕かるかや怪異譚 その弐
営繕かるかや怪異譚 その弐
小野不由美
シリーズの続編です。6話ある短編集になっています。芙蓉の花が印象的な表紙です。
今回は、最初からかなり飛ばした内容に感じました…こ、怖すぎる。
以下感想です
長屋の構造はよくわからないのですが、古い家はやっぱり怖いと感じてしまいます。
芙蓉忌という話が、特に印象に残りました。かなり、害があるし、自分ではどうにもできないという。かるかやさんはいつ出るんだ?早くして!と思いながら読みましたが、直接依頼はしないという。その後の展開も、それでいいの?ありなの?怖すぎ!ってなりました。
それから、水の声という話。
何気なく読んでいたら、まさかの人間の仕業。人間が関わるといいことないな…怖すぎでした。じわじわ恐ろしい。
今回は、前作よりも自然な恐怖というか…そういった身近さを感じてより怖い気がしました。でも、話はまとまっていて読み出したらとまらくなります。
短編なので読みやすかったです。小野先生の文体が好きな方には特に読みやすくていいかなと思います。
続編が出たらまた読みたいです。
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