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寝返らないでミイラ【日記】

こんばんは、今日も暑かったですね。(›´-`‹ )

昼間に部屋の掃除と洗濯をして
夕方頃、スーパーへ買い物に行きました。

帰りは両手にレジ袋とエコバッグをぶら下げながら、宅配ボックスに届いていた大きな段ボールを取り出し、アセアセしながら玄関に辿り着いたんですけど。

マンションの廊下を生暖かい風が吹いて
すごく気持ちがよかったんです。

部屋に入って、UVカットのパーカーを脱ぎ
今から一本飲んでしまおうかなと、ビールを手に取りプルタブを上げようと思った時「もう一度風に当たりたい」と思いビールを冷蔵庫に戻して再び玄関を出ました。

前髪が靡く程度の強すぎない風
太陽が傾き始め、暑さも和らぎ
地上に溜まった熱を
風が少しずつ浚っているようで
とにかく気持ちがいい。

もっと上の方で感じたくて、階段で最上階を目指す事に。澄んだ気持ちで階段を登っていると

階段の溝で、虫がひっくり返って死んでる。。
蝉にしては小さく、蝉になる途中で死んでしまった幼虫に見えました。その虫の死骸が風に煽られて、何度も溝の中で寝返りを打つように転がっているのが気持ち悪くて
颯爽と階段を登っていましたが一瞬で身が縮こまってしまい、最上階に向かうのを諦めようかと考えました。が。

冒険者が初期装備を求めて鍛冶屋に向かう途中で
スライムと遭遇した時引き返すか?否!
コマンド「逃げる」ですよね。

虫の死骸一つで、私の黄昏の時間を妥協したものにしたくない。死骸を横目に再度階段を登りました。


最上階に辿り着いて、階段に座りながら空を見上げると、強い風がビュンと吹き抜け

私の何かも洗い流してくれてるような
私を別の場所に連れてってくれるような
生暖かい風が私を洗濯してくれてるような

普段日傘を差して外を歩くので、傘を持ってかれそうになる風は常に鬱陶しく
風を気落ちいいと感じたのは久しぶりでした

空の写真を何枚か撮って
フォルダを整理しようとスマホをいじり始めたら
急に風が止まって
「スマホなんかいじるな」
と言われた気がしました。
スマホを閉じるとまた風が吹き始めて、しばらく身も心も洗濯されながら空を眺め続けました。

そろそろ戻ろうと思い、手摺から下を見下ろすと立体駐車場の前に立っている男の人がすごく小さく見えて、お股がヒュンと(高所恐怖症です)
手摺に捕まりながらゆっくり降りている途中、あの虫の死骸がまだ階段の溝で寝返りを打ってるのが目に入り

よく見ると死骸は蝉の幼虫ではなくて
大きめのカナブンでした。
本当に気持ちわるっ



今日のnoteは黄昏れ日記でした
虫は嫌いです。(›´-`‹ )

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