見出し画像

【お金】利益じゃなく行為の本質をちゃんと理解して活かしていきたいと思った話。

こんにちは。

春野太陽です。


InstagramやYouTubeを見ていると

【簡単に始められる不動産投資】
【簡単にアプリでFXで株価予測シミュレーション】
【将来あなたも不労所得は夢じゃない】

とか

【このカニ、ふるさと納税でもらったんだ〜】
【こんな高級なお肉もふるさと納税で!】
【ふるさと納税なら◯◯ふる!】

とか見かけます。


自分が社会人になりたての時、

地元の幼馴染はすでにそういうものを始めていました。

話を聞くと
「積立NISAなら簡単に始められるしリスク少ないから」

とか

「ふるさと納税で神戸牛が今家にあるんだよ。でも申告し忘れないようにしなきゃ!納税額が変わっちゃうから!」

とか色々私の知らないことを言っていました。


その時の私は社会人1年目を見事のたれ死んで

地元に帰って無職になっていた時だったので

バリバリ稼いで、投資して、良いもの食べて、

制度や仕組みを利用しまくっている幼馴染が

かっこよく見えて仕方ありませんでした。

「私もいつか始めてみせるぞ!」と思っていたあの頃。


でも、そんな感情を抱いた時から早3年ほど。

今はそんな気持ちがなくなりました。

『それって本質と違くない?』と気づいたからです。


そもそもは、叔父に質問したことがきっかけでした。

「ふるさと納税ってさ、お得に高級な物を返礼品でもらえるみたいな感じでみんな使ってるけど、あれって納税された市町村は高級な物を返礼して割に合ってるの?収益はマイナスにならないの?結局どういう仕組みなん??」

そうすると、

「それもおかしな話なんだよな。たとえば今は東京に住んでて住民票が東京にあるから東京に住民税を納めるけれど、出身地の地元にも税を納めて活性化に貢献したいなって人が地元にも納税できるようにするのがふるさと納税なのよ。だから縁もゆかりもない都道府県に、返礼品目的だけでふるさと納税するってのも変な話なんだよな。」


そっかー。すごい納得。

『地元から離れたけど地元に税を納めて貢献したいから』がふるさと納税の本質なのね。

【ふるさと】ってそういうことだもんな。

それを聞いてからは、

『私は返礼品目的とか節税対策でふるさと納税するのはやめよう。いつかやるなら地元にちゃんと出したい。』と思うようになりました。



そこから発展して叔父とは株の話にも。

「株とか投資とかもさ、みんないいタイミングで買っていいタイミングで売って儲けようぜみたいな、そうすればラクに生活できるよとか、セミナーとか開いてビジネスにまでなってるところもあるけど、これもおかしいよね」

「株を買うって、その会社を応援したいとか株主総会で経営方針に参加するっていうところが重要なのにな」

「そうだよね。その会社が大きくなるためにお金を出してあげるのが株を買うことなんだから、本来は儲けのために何度も売ったり買ったり繰り返すみたいなのは変だよね。
応援し続けて、会社に利益が出て、配当金とか割引券とかがもらえるなら本質通りの投資にはなるけど。」

「そもそも利益のために株を買って売ってるんじゃ、世の中の何の役にも立ってないからな。
会社は会社で利益を取られただけで、売った人は売った人で稼いだだけで、個人間で完結して終わりだから。世の中とか社会とか会社とかの全体の発展には何にも繋がらないよ。」


ははぁー。これも確かに。
例外に会社立ち上げの時やピンチの時に株を買うのは世の役に立っているとしても、【利益のために買って売る】だけの行為や思想で見たらたしかに世の中の何の役にも立ってないわ。


この話をしてからは

『もし投資するお金ができたなら、ちゃんと応援したい企業の株を買おう』と思うようになりました。



バリキャリで働く幼馴染のかっこよさに惹かれたり

広告で流れてくる情報に興味を持ったりと

世の中の[働かずに利益を得よう思想]

にあやうく飲み込まれそうになりましたが、

株もふるさと納税も大事な本質や存在意義に気づけて

目先の利益に飛びついて物を選ぶような活動をしなくて

自分は良かったなぁと思っています。


今は収入を得る方法も様々だし、

働き方も様々だし、

「無理をしすぎない働き方・生き方」が大事な中で

効率よく利益を得られるのを勉強するのも大事だと思います。


でも、【お金の勉強】って、

『効率的に利益を得るための勉強』
『どんどん貯金を増やすための勉強』
ってことじゃなくて、

こうやって『制度の正しい意味を考える勉強』

なんじゃないかなとも思った太陽でした。



2024.05.23(Thu)
春野太陽

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?