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有権者である僕たちがやるべきこと

はじめに

2024年6月25日(火)。
昨日から今日にかけて、今年初めての熱帯夜だったそうです。
今年初めてサーキュレーターを回しながら寝ました。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

さて、昨日は昨日時点までの都知事選のプチダイジェストを書きました。
プチダイジェストといっても4000字以上書いてたんですね。
びっくりしました。

今回は啓蒙というか、僕らは選挙で投票に行ったら終わりじゃないんだよということを書きたいと思います。
要するに有権者である僕たちが選挙に対して負う責任ってやつです。

なので、今回は「この記事について書くぜ!」という感じではありません。
「政治参加」についてこういうことやってみるといいよ!というやつです。


投票だけが政治参加じゃない

この日本では国民(有権者)が代表者の選出を行い、代表者が意思決定を行う「代表制民主主義」という制度を採用しています(ほとんどの民主主義国家はこれです)。
僕らはある政策に対して直接賛成票や反対票を入れることができず、僕らが選んだ議員が政策に対して賛成/反対してますよね?
僕らの意思を間接的に反映させる制度ということです(間接民主制とも言いますね)。
なので、選挙での投票行動というのは、代表者に自分の意見を任せてるということになります。
間接的に政策への意思決定をしているということです。

なので、本当にその代表者の意思決定に僕たちの意見が反映されているか、ということが本来は大事になってくるんじゃないでしょうか?

特に小選挙区で選出された人は、自分の名前で選挙をして選出された人ですから、普通に考えたら所属してる党の意見よりも、選挙区の有権者の意見の方を聞くべきだと思っています。

全ての議員が「是々非々」で政策への賛成/反対をすれば良いと思うのですが、どこかの党(というか基本的にはどの党も同じですが)は全会一致の原則があり、自分の意見や有権者の意見とと違っても、党の意見に聞き従わなければならないという一種の拘束力があります(比例代表での選出ならしょうがないところはありますが)。

昨年、LGBT法案が可決しましたが、その採決の際に賛成派の党の議員が退席して幹部から注意を受けたというニュースがありました。

「採決に出席=賛成しなきゃいけない」ので、退席することで、自分は反対という意思表示です。
3人とも比例代表での選出なので、自分の意見を通したのはすごいと思います。


むしろ選挙後の方が大事

ということで、選挙の投票はあくまでも代表者を決めるものであって、本当に大事なのは、その代表者の働きになるんじゃないかということです。

そこをなおざりにしてしまっている有権者がほとんどだと思います。
(僕ももちろんその中の一人でした)
これはもちろんメディアの責任もありまして、選挙の時だけ政治のことを囃し立てて、それが終わったら議員の不祥事か法案が決まる時くらいしか報道しないからだと思います。
ましてや議員個人がどのような活動をしているかなんて、取り上げるメディアなんて、一ミリも存在しないでしょう。
受動的に得られる情報なんて、そんなもんです。

なので、これは自分から情報を取りに行く必要がありますね。
有名な議員ならメディアが勝手に教えてくれるかもしれませんが、ほとんどの議員はそうはいきません。
SNSやブログ、VLogを更新している議員もいますが、それも本当に一部の議員です。
地方議会議員でも数ヶ月に1回広報誌みたいなものを出していれば良い方です。
(さいたま市のトップ当選している議員は毎月広報誌を出し、意見交換会を行なっているそうですよ!)

比較的、議員の情報を取れるサイトとして「選挙ドットコム」があります。

郵便番号を登録しておけば、次の選挙がいつなのか教えてくれたり、選挙前にはいくつかの質問を答えると、自分の意見に近い政党は〇〇党です!みたいなマッチングもしてくれるので、参考にしてみるといいかもしれません。

7/7投開票の東京都知事選、鹿児島県知事選のマッチングが公開されていたので、興味のある方はやってみてください。

また、こちらでブログを書いている議員もいるので、議員が何をしているのか調べたい場合には、こちらも見てみるといいかなと思います。

選挙後にどんな政治参加ができるかということになると、自分の選挙区から選出された議員には直接意見をいうことができますね。
「なんであの法案に賛成したんだ」「あの質疑はなんだ」など数人で事務所に押し掛けたり、嘆願書等を持っていけば聞いてくれるはずです。
聞いてくれないような議員は悪評をばら撒いて次の選挙で落とせばいいです。
「党の意見に逆らえない」とかいう議員も辞めさせればいいんじゃないかと思います。
これは特に小さい議会であればあるほど有効です。


残念ながら議員を評価するサイトがない

先ほどの選挙ドットコムはかなり多くの議員や候補者が活用しているので、大きなデータベースを持っていますが、議員からの情報は一方通行で、有権者側の意見や評価を直接上げることはできません。
また、他のサイトでも(おそらく)評価するようなサイトはありません。

なので、調べた人だけが、知っている人だけが、その議員の評価を自分の中で持つことができます。

また、選出した議員を有権者が辞めさせるという方法も制度的にはありません。
どんだけ内閣支持率が低くても、国民側から総理を辞めさせるということができないのと同じような感じですね。

なので、有権者の僕らは議員が何をしているのか、どんな働きをしているのか、きちんと見張るという責任があるということです。
ダメなものははっきりとダメと申し上げる必要がありますね。

選挙ドットコムが議員を評価する「議員版食べログ」みたいなことをやってくれるのが理想だしありがたいのですが、なければ作るしかないのか・・・?とも思ってしまう今日この頃です。

選挙ドットコムもWordpressで作ってるみたいだし、評価サイトも作れるかも・・・。
Wordpress使ってるのコラムのところだけでした・・・。


おわりに

僕たち日本国民は普段から政治や宗教の話をしません。
これはデリケートな問題だからとか、ケンカに発展しがちな話題だからとか色々と言われていますが、そのような風潮を作った人たちがいるはずです。
その人たちにとっては政治や宗教の話をされるのが困るからそのような風潮を作っているんじゃないかと思います。

日本人特有の、「人に合わせる」というのが、その風潮を助長させ、今の日本が出来上がっています。

それをどうにかしてぶっ壊したいです。
日常会話で、家族と、友達とそんな会話ができるような日本にしたいです。

北欧では政治の話が日常的にされており、それゆえに投票率が非常に高いとされています。

日本の投票率はせいぜい5~60%です。
低いところだと20%台になります。

5人に1人の意見で、2人に1人の意見で、政策が決められていいんですか?
自分が知らないところで、どんどん自分にとって不利益を被る政策が決められていいんですか?

それでいいなら別にそれでいいですけど、それによって多くの人に迷惑をかけていることをご認識いただければと思います。

僕は絶対にそんなのは嫌です。

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