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前提を疑う癖をつけるといい

はじめに

2023年11月14日。
家の中が超絶寒くて、毛布にくるまっていたのですが、外に出たら意外と暖かくて、なんで早く外に出なかったんだろうと後悔している今日この頃。

最近は仕事が多岐にわたっており、シングルタスク脳の僕にとっては誰かに頼り切らないと、どうにもならなくなってきております。
なので、能動的にニュースがあまり見れてないです。
(気になるニュースがあったら教えてください🙏)

さて、今日のニュースはこちら。

感染症が本格的に流行する冬を前に、薬の供給不足が全国的な問題となっている。ジェネリック医薬品(後発薬)の不祥事に加え、新型コロナウイルスの感染「第9波」や、それ以外の感染症が流行したことなどが大きな要因だが、薬価が抑えられた結果、多くの後発薬が不採算品目になっているという構造的問題も背景にある。国は増産などに向けた対応策を打ち出したが、薬不足が収束に向かうかはなお不透明だ。

薬不足が深刻化しているようで、厚労省が製薬会社に対して増産するように要請しているということでした。


ジェネリック医薬品の不祥事について

最近結構話題になっていますが、ジェネリック医薬品(後発薬)の製造会社の不祥事の発覚が増えてきています。

後発薬トップの沢井製薬が「胃炎薬の品質試験を、承認を受けた手順と異なる方法で不正に実施していた」ということが最近ありました。

その他にもあるようですが、それは皆さん調べてみてください。

そもそもジェネリック医薬品とは

新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っており、品質、効き目、安全性が同等なおくすりです。製品によっては、服用しやすいように大きさや味・香りなどを改良したジェネリック医薬品もあります。新薬に比べ開発費が少ないために、新薬より低価格なおくすりです。

日本ジェネリック製薬協会

だそうです。
日本ジェネリック製薬協会というみんな大好きな「権威」が公表している説明です。

が、ここにもあるように、「服用しやすいように大きさや味・香りなどを改良したジェネリック医薬品」もあるということで、実際には、同じ有効成分が入っていることが前提なのは変わりませんが、それを安定させるために、さまざまな添加物が入っているものもあるようです。

薬局では「ジェネリックも同じだから」みたいな説明を受けるかもしれませんが、実際は別物だと思っていいと思います。

そういうような不祥事があって、製造が追いついていないということが起こっているようですが、これってもう前提が「薬に頼っている」状況になっていませんか?

そもそも人間には「免疫」という素晴らしい組織があるのですから、それを最大限活用する、活かすようなことをしていこうとするのがいいんじゃなかろうかと思っています。


日本は「対症療法」しかしていない?

日本だけなのかはわかりませんが、基本的に西洋医学系のもの(主に薬など)については、痛みやしびれの原因はともかく、その症状を抑える「対症療法」と言われます。
それに対して、痛みやしびれの原因を突き止めてそれを治すのを「根本療法」と呼ばれます。
漢方とか、経絡とか、現代では「怪しげな療法」とされることが多いですが、東洋医学系のものはそれを指します。

「肩こり」を例に挙げるとわかりやすいと思います。
肩こりがひどく、もみほぐしのお店や整体院で肩を揉んでほぐしたり、湿布を貼ったりというのは肩が凝ったという症状を抑える「対症療法」となります。
逆に「肩が胸側の筋肉に引っ張られてテンションがかかって肩こりが起きているから、胸側の筋肉をほぐして、肩にテンションがかからないようにしよう」とするのは肩こりの原因を治す「根本療法」となります。

薬は抗生物質ではない限りは症状をおされるものがほとんどで、病院や薬局で処方される薬や、ドラッグストアで売ってる薬は大体これです(風邪薬とかはこれです。風邪薬の特効薬があったらノーベル賞ものだそうです)。
また、接骨院でも保険適用してくれるのは、対症療法のみとなっており、根本療法については保険適用外(自費診療とか呼ばれるもの)になっています。
なので、基本的に病院とか、接骨院とかで出されるものや保険適用となっているものは対症療法しかありませんので、そこは認識いただければと思います。


だから前提を疑う必要がある

話を記事の内容に戻しまして、「病気になっている人が多くて、薬が足りないから増産せよ!」というのはあくまでも「対症療法」で、「病気にならないような体づくりをしよう」とか「免疫を高めよう」といった、根本を正そうとは思っていないのが見て取れます。

こういう記事は前提が「病気は薬で治す」となっているので、読者としてもその前提を持ったまま読んでしまうことが多いのではないでしょうか?
その前提のまま読んでしまうと、知らないうちに記事を出している側の意見に流されることがありますので、気をつけなければなりません。

なので、「前提を疑う」「前提を変える」ということを練習する必要があるのかなと思います。

「このニュースが伝えようとしていることは何か」
「このニュースは誰にとって得になるのか」
「このニュースは誰が発信しているのか」
「このニュースの裏側ではどんなことが起きうるのか」
ということを考えていくことが練習になるんじゃないかと思います。

ニュースをそのまま鵜呑みにせずに、考える練習をしてみてください。


ここまでで終わっていいかなと思いつつ、ついでと言ってはなんですが、怪しげな話も記載しますね・・・。

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