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統一教会の解散命令請求に対する会見について思うこと〜大臣は専門であれ〜

はじめに

2023年10月16日。
14時から統一教会の解散命令請求に対する会見が行われました。

僕はリモートワークだったので、働きつつ、なんとなーく会見の映像を見ていました。
内容はほぼほぼ聞いていないので、内容についての記述は特にするツモはないのですが、統一教会の岡村信男法務局長が教会の見解を述べている中で、このことだけは素晴らしいなと思ったので、書きたいなと。

会見の様子はこちら。

※統一教会を擁護する考えは一切ありませんので、誤解なきよう。


これだけはすごい!

と思ったことを書きたいと思いました。
それは岡村法務局長が会見の冒頭の約20分間「原稿を読まずにすらすら見解を述べていたこと」です。

一部政府の回答や国会答弁の中でのものに関しましては原稿と言いますか、議事の内容になると思いますが、それは下を向いて読んでいたように思います。

しかしそれも1~2分くらいのことでして、それ以外の時間に関しては下を見ることもなく、報道陣の方を見ながら話し続けていたように思います。

いつも会見をひらけば、原稿を読んでいるだけの某総理や、各省庁の大臣とは違うなというところを見受けました。
そういうことを今回は書きたいなと思います。

そういえば、某男性アイドル事務所の記者会見でも、質疑応答の時以外については、新社長は台本を読んでいたみたいですね。

まだこれはいいと思います。
会社の代表となった期間も浅いですし、慣れない仕事をしているということもあると思うので。

ですが、総理や大臣がただただ原稿を読み上げるのは違うんじゃないかなと思いますし、こちらに至っては質疑応答についても、質疑応答中に傍から原稿が飛んでくるような事態です。
ということもあり、誰でもいいというような記事を書かせていただきました。

ぜひこちらもご覧いただければと思います。

名前だけの大臣やキャリアとしての大臣なのかもしれませんが、国を背負っている、国の代表となっているということを踏まえて、自分の言葉で伝えるということをしてほしなと思っています。


専門なのかそうじゃないか

そんな大臣たちと統一教会の岡村法務局長と何が違うのか・・・?

その大きな差のひとつとして「専門なのかそうじゃないのか」というところにあるのかなと思います。

元々岡村さんが、どういう経歴で、どういう人生を送ってきたのかはわかりませんが、ちょっと調べるというか、過去の記事やブログを遡ってみても、岡村さんは結構長い間法務局長をやられてる方なんじゃないかなと思いました。
その分、法務系のことについては勉強する必要はありますし、知識をしっかりとつける必要はありますし、その分専門性は高くなると思います。
その経験がこんなにもすらすら話すことができるということにつながっているんじゃないかなと思います。

もうひとつとしては、普段から教会の意見や自分の意見をアウトプットしているということもあるんじゃないかなと思います。

教会のこと、教えのこと、今回の解散命令請求に至るまでの経緯、流れのインプット量はすごいんじゃないかなというのはもちろんですが、それを自分の中できちんと整理できているような感じがしました。
整理できている人はアウトプットもすらすらできると思いますし、多分アウトプットし慣れていますね。


大臣にも専門性をと思う

そういうことがありますので、ある程度専門性を持った人が大臣になったほうがいいんじゃないかなと思います。
ちゃんと省庁の代表として、トップとして大臣に立った方がいいんじゃあなかろうかと。

ただ、これだと各省庁の官僚たちの言いなりになりかねないので、それは気をつけた方がいいですよね。
官僚出身の議員も多くいると思いますが、官僚時代の知識・経験でカッチカチになっている可能性もありますので、ばちばちやってくれるような大臣がいたら最高です。

専門性を持つ人じゃなく、長々と国会議員として居座ってた人(自民党では入閣待機組と呼ばれてます)が大臣になった方が、政府としては扱いやすいし、別に窓口になってくれるだけで、実働は官僚がしているので、政府としては楽なんだろうなと思います。

別に大臣は議員じゃなくてもいい

今の国務大臣はほとんどの場合において、国会議員の中から選出されていますが、必ずしも国会議員から選出しなければならないわけではありません
これは憲法68条に定められています。

第六十八条 内閣総理大臣は、国務大臣を任命する。但し、その過半数は、国会議員の中から選ばれなければならない。
 内閣総理大臣は、任意に国務大臣を罷免することができる。

国務大臣の過半数は国会議員でなければなりませんが、過半数国会議員であれば民間人が大臣にもなれるのです。

民間人が大臣になった例として有名なのは、小泉内閣で経済財政政策担当大臣などを務めた、みんなが大好きな竹中平蔵です。
めちゃくちゃいいようにやってくれましたね。
これは民間人が大臣になった悪い例でもあるかなと思います。

そりゃそうなんですけど、時の内閣にとって有利な人を大臣に選ぶのはもちろんなんですけど、本当に大事なところや、新設した庁については専門家が大臣をやった方がいいんじゃないかなと思うところです。
(特にデジタル大臣なんて、専門性を持たない人というますか、ポッと大臣になった人がどれだけ指示出したって的を射ない感じがします。最初の会議で紙が配られたのには飽き飽きしました)


別に大臣が専門家じゃなくてもいいんです。
ただ、大臣になるレベルの人には、自分が「省庁や国のトップとして話す」ということに対してもっと自覚を持って欲しいなと思います。
誰かが用意した原稿しか読まずに、省庁や国のトップとしての言葉が出ないのはどうかなと。
海外の人(プーチンとか)が堂々と自分の意見を述べている姿はやっぱり格好いいなと思ってしまいます。


この人がやったら面白そうだよねをやりたい

いや、あんまり詳しくないんですけど、この人が大臣やったら日本良くなりそうだよねとかそういう希望がある話も現実レベルではしたいなと思っています。

例えばMMTを推奨している人が財務大臣とかやったら今までとガラッと変わるじゃないですか(天変地異が起きないとそうなりませんが)。
財務省の官僚も含めMMTで財政破綻はしないということを認めてるみたいですが、なぜか財政黒字化した人が出世するそうです。

※MMTに関しては三橋貴明さんや藤井聡さんの動画を見るとわかりやすいです。

こういう人が、「財務省をぶっこわーす」って選挙に出たら、全力で僕は応援します(笑)


おわりに

僕はあんまり専門性を持たずに幅広くやっていきたいと今のところは思っています(とは言っても、得意なジャンルはIT系や政治系ではあります)。
が、専門性があるかないかは置いておいて、知識を身につけたり、知識レベルまでいかなくても、さまざまな分野について、聞いたことがある程度にはしておきたいなと思います。
でないと思考が停止してしまうので。

個人的に大勢の前で何かを喋ったりすることは少ないですが、アウトプットするということに関しては続けた方がいいなと感じています。
いつなんどきそういうことが起こるかわかりませんからね。

インプットをしっかりとして、頭の中を整理する上でもアウトプットを繰り返しすことが大事かなと。

あと、今後はさまざまなことが民主化していく、特にDAOという自立分散型の社会では自分の意見をちゃんとアウトプットしないと、DAOに参加している意味がありません(今の社会と同じです)から、どういう形であれ、自分の意見をアウトプットするのは特に大事になるんじゃないかと思います。

今回も怪しい話はなかったので、無料記事になります。
(メンバーシップの方申し訳ありません。)

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