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息をすることは生きること。

こんばんは。
シンガーソングライターの山口春奈です。

いつも子育ての話が多いですが、
ちょっとミュージシャンらしいことを書きたいと思います。笑

昨日は久々にボイトレに行ってきました。

今の私は「おかあさん業」8割、残りの2割が
かろうじで「シンガーソングライター」みたいな割り振りです。
子ども3人、やっぱり悔いなく過ごしたくて、
仕事と家庭の一番良い配分は、この8対2に今のところ落ち着いています。
本当はもうちょっとあげたい、でも…という狭間で毎日揺れ動いています。

そんな私ですが、去年から久々に20代の頃に
お世話になっていたボイトレのスタジオに通い始めました。
とはいえ、子どもたちがいない時間は短く、
なかなか通うことができないので、

この半年はレッスンの録音を片手に、家で防音部屋のない我が家でクローゼットの中にこもったり、車の中で運転中にマスクしながら声を出したり、
そんな感じで半年間を過ごしてきました。

私は20年間、コーラスとピアノ、という
「メインありき」の立ち位置で、相対的に声を出してきました。

なので、今はそこをちょっと脇に置いて
「自分が届けたい言葉を届けるための声」

を模索し続けています。

どちらも基本は変わらないんですが、
これまでの意識とは真逆の出し方を迫られる部分もあって、
それは、自分の生き方を考え直す良い機会にもなっています。

相手に無意識に合わせる
相手との調和を第一に考える

それは決して悪いことではないと思っています。
これからも大切にしていきたいところです。

けれど、それは真ん中に「自分」という柱があってこそ。

「私」は何を届けたい?
「私」は何を歌いたい?

自分の声を探るというのは、
自分自身を探ることであり、
自分の生き方そのものを探ることと
繋がっています。

深く息を吐き、身体全体に新しい空気を巡らせる。
歌うというのは、大きな呼吸の繰り返し。

私は「歌」という息をするたびに、自分の生き方を
振り返り、見つめている気がします。
息をすることは当たり前だけど、生きること。

昨日は、半年間の地道な練習が実ったのか、
随分と自分らしい声が出せるようになった気がしたし、
おまけに
「あ、この声は初めて出会う私の声だ!」
と思う瞬間がありました。

自分の声なのに、まだまだまだまだ、
知らない部分がいっぱい。
なかなかうまくいかないこともあるけど

♪何も咲かない寒い日は
下へ下へと根を伸ばそう
やがて大きな花が咲くから
もう少しだけ粘ってみよう。
(「大きな花」/山口春奈)

この曲も、また今の声で録り直したいな。


やっぱり、歌うのが好きだな、とつくづく思います。
別に趣味と笑われようが、今年の目標である「楽しむこと!」
欠片をまた一つ心に集められた素敵な一日でした。


そして昨日は、駅まで往復40分歩いてようやく家に帰ってきたら鍵を忘れて家から閉め出されるおまけ付きの一日でした。笑

最後まで読んでいただいてありがとうございました!
よかったらぜひフォローしていただけると嬉しいです。

山口春奈

#ボイトレ #シンガーソングライター #自分らしい声

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