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「守る人生」から、「信じる人生」へ。

あっという間に2023年上半期も最後の日となりましたね。

この半年間はみなさんにとってどんな半年間だったでしょうか?
私にとっては6年間に匹敵するほど濃い時間だったように思います。
何はともあれ、ここまで来れたことに本当に感謝です。

さて、今日は私自身のこの6年間をあらためて振り返ってみたいと思います。
皆さんも自分の6年前はどうだったかなと振り返りながら読んでいただけると嬉しいです。

きっと自分が思っている以上に様々な 変化があったことに気づかれる方も多いのではないかな、と思います。

6年前は私にとって、本当の私の人生がスタートした年でした。
父が亡くなった年齢が32歳。そして6年前に私は父の年齢になりました。


32歳、夏。

父を自死で亡くした私にとって、自分が32歳になるまで生きられるかどうか、というのは、ものすごく大きな問題でした。

「父と同じようになってしまうのではないか」という恐れが常に私の心の奥の方に潜んでいて、それは私の心が弱るたびにむくむくと大きくなり、私の心を蝕んでいました。

だから、私にとって32歳までの時間は、そんな恐れから「逃げる」時間でした。どんな手を使ってでも「逃げる」。

自分を「守る」ことが最重要事項でした。

その手段として私は自分の心を閉ざし、出来るだけ傷つかないように細心の注意を払って生きていました。

剥き出しの心で人と真正面から向き合うことで傷つくことは、とても怖かったし、私にとっては大袈裟ではなく命取りになる出来事だと感じていました。

しかし、6年前に父の年齢に追いついた32歳は、「呪い」とも言えるこの「しがらみ」から自分を解き放ち始めることのできたタイミングでした。

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