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どんな育児書よりも大切にしたいこと。

昨日は長男の通う園でライアーの演奏会があり、子どもたちと参加したついでに、一曲ライアーと共演させてもらった。

ライアーは初めて聴いた時、「なんて小さな音なんだ!」と思ったけれど、耳を傾けていくほどに自分の中に静かな空間が出来て、それは瞑想をしているときような感覚にとても近いと思う。

それに、自分の中に静けさがあると、子どもたちの言葉にならない声も私は感じやすくなる。

昨日はそんな経験をしたことの腕試しでもされるかのように、寝る前にちょっとしたことで次男がヘソを曲げて大あばれ。

大キライ!来ないで!の一点張りで手が付けられなくなった。

でも、ライアーの音色に耳を傾けたように、次男の言葉の向こうに隠れている気持ちに耳を傾けながら、ただひたすら次男が落ち着くまで静かに見守ってやることができた。

最後の最後に「ほんとはおかあさんのことスキなのに」ってしゃくりあげながら絞るように言ってきて、あぁ、素直になるって子どもでも難しい時があるのだなぁと、抱きしめながらその切ない気持ちを私と主人で私たちなりに精一杯受けとめた。

たくさんの育児書や教育法など今は情報に溢れているけれど、それらはガイドであって答えではない。

答えは私と目の前の子どもとのやりとりの中にしかないのだなぁと最近つくづく思う。

次男の子育てでは、長男では経験しなかったことがたくさんあって、何が正しいのか、どんな対応が正解なのか、わたしにも本当のところは分からない。

けれど、答えを誰かに聞くことよりも、子どものことを本気で考えて、目の前の愛する子どもと真正面から向き合う中で自分がこれだと選んで出てきた言葉や対応。

私はどんな育児書よりもそれを大切にしたい。

トライアンドエラーの子育て。
でも、間違いを恐れていては何もできないし、何も伝えられないから。

その時その時で、自分がその子のためを思ってして選択に責任を持って、子どもを見守ってやりたい。

そして問題の次男はといえば、さんざんへそを曲げた挙句、突然ケロリとして

「水筒味のクッキーがあったらどうする〜?」なんてヘンテコなことを言って私たちを笑わせてコテンと眠りについた。

がんばれがんばれ。
みんなこうやって大きくなっていくんだ。

母さん5年生、がんばろう。

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