#34 はがす、折る、やぶる…「何でも壊す」子ども 原因と対策
はがす、折る、やぶる…
「何でも壊す」子ども 原因と対策
などが考えられます。
今回は「壊すときの感覚が心地よい場合」についてお話しします。
壊すときの感覚が心地よい場合は、
ポキッと折れる感覚、ビリッとはがす感覚、ビリビリやぶける感覚などを子どもは楽しんでいるのです。
とはいえ、
クレヨンやクーピーでお絵描きしないで、巻いてある紙を剥いて、ポキポキ折って楽しく遊ばれても、子どもは楽しいかもしれませんが、親は楽しくないですね。
子どもに「壊したらダメ」だと分かってもらいたいでしょうが、まだお子さまは「壊したらダメ」だと理解して行動できる前の発達段階にいます。
(発達には個人差があります。対策があるので、安心してくださいね♡)
感覚と動作の結びつきが赤ちゃん時代のように強いため、まだ感覚の世界を楽しんでいる段階です。
この次の発達段階が、折ったら・剥がしたら・やぶいたらどうなるか⁈を行動に移す前に考えて自制できる段階になります。
対策は、
などがありますよ。
体や感覚からたくさんの刺激を取り入れて、次の発達段階へ移行しましょう♪
剥がしても、折っても、やぶっても良いものを使った感覚遊びを楽しめるようにします。
段ボールやお菓子の空き箱などの廃材を使った遊びなど。
廃材を子どもが好きな時に手に取って遊べるように、保育室内に用意してある幼稚園もあります。
大人からしたら「ゴミだよね?!」と思ってしまう菓子の空き箱を、宝物を見つけたかのようにキラキラした目で手に取り遊ぶ子どももいます。
段ボールやお菓子の空き箱などの廃材、同じ「紙」でできているのに手触りは様々です。
この手触りのちがい、
ぜひ、大人のみなさんも一度試してみてください。
さらに、
ちぎったり、やぶいたりしてみてください。やぶける感覚も様々です。
感覚を使って楽しんで遊べる機会をたくさん用意してあげてくださいね。
感覚の世界を充分楽しんで経験したら、次の発達段階へと、ゆるやかに移行していきます。それが発達・成長なのです。
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