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"空間"を感じるために

ちょうど1週間前に、「100人に届ける」と題して書いた後、久しぶりに(というのは、昨年の大晦日以来に)毎日、ここ(note)で書いた。

この1週間で、ここ(note)に書いたものを、今日、まとめて読み返してみた。

何度か目を通してみて、「少しスピードを落とせないか」と思う。スピードを落としたまま、そのゆったりとしたペースで(ここで書こうとしていることを)たんたんと書き続けることはできないか、と。

ここで言う「スピード」は、何字の文章を何分で書いたとか、そういうことではなくて、書き手である自分が、何かを見たり、聞いたり、感じたり、そして考えたりしている(内なる)時間の流れのことだ。

ぼくは書いている時に、読んでいる人にお説教をしたいと思っているわけではないし、自分の考えを聞いてほしいと思って書いているわけでもない。

自分自身が、その、ことばによってつくられた"空間"に入って行き、感じたり、考えたりしたいと思っている。つまり、その"空間"を生み出すために書いている。

空間を感じるためには、あるていどゆったりとした部分が必要ではないか。簡単に崩れたり、流されたりするようでは、空間を感じることが困難だからだ。

──と、まぁ、今日のところは、そんな言い方をしておこう。このことだって、もっと別の言い方ができるはずだ。

(つづく)

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