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"急いで書く"の考察

昨日の「ミシェル・ルグランの思い出」は、朝、起きて、お湯をわかしてインスタント・コーヒーを飲みながら朝のページを書き、それから仕事に出て行かなければならない時間までの、だいたい20分くらいで書いた(後で少し手を入れたが)。

その割には、全然読めたもんじゃないかと言うと、そうでもない。まぁまぁ"書けてる"なぁ、と自分では思う。妻に聞いてみたら、「あなたは考えないでやった方がいいんだよ」と言われた。

急いで書いたから、時間をかけてない分、スムーズな部分もある。しかし、ぼくはスムーズなものこそが良いと思っているわけではない。

とはいえ、"急いで書く"というのは、ある効果をうむ。「考えてしまったらわからなくなる」ということもあるわけだ。

1/24に「ルーティーンの効用」で書いたことにもつながる。"毎日やる"と"急いでやる"は、ちょっと違うことのような気がするが…(どこかで相通じている部分もあるのだろう)

じつは、ぼくは今月、自分に対して、「何でも焦って決めるなよ」と言い続けているのだが、"焦る"のと"急ぐ"のも、やはり違う。

何かをなす時には、勢いも、大事で。どんなに正確でも、勢いがないために断ち切られることがある。多少間違いがあっても勢いによって突き進められることがある。

思い立ったが吉日、と言う。思い立つ──立つ! 腰があがる、ということは、そこに何か強い直感が働いているのだから、直感はなまものだ、その時に動かないとどうにもならないということがある。

インスピレーション(inspiration)は、いつも、思いもよらないところから飛んでくる。

(つづく)

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