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"ひなた工房"の発生

1〜2年前くらいから、"手仕事"はいいなぁ、と思っていた。

『三つの冬の旅』という自分の本を、手製本でつくった時にも、ただ手を動かしている、ということが嬉しいというか、あからさまな言い方をすると「精神衛生上いい」ということがわかった。

それはぼくが料理を好きだということにもつながると思った。

なので、その"手仕事"を、何か見出して、ちいさな事業として起こさないかという話はあちこちでしていたんだけど、多くの場合、"素人"だから、という理由で遠ざけられてしまう。

"表現"ということを本気で考えたことのある人なら、自分がいつでも"初心者"になれることの重要さをわかるだろう。

さて、最近、妻が、こまめに何かつくっていた。

それに対して、ぼくは、まったく評論家にはなれない。へぇ、という感じである。

ぼくは本の編集者になる時でも、評価を決める人ではないと思ってやっている。

どちらかと言えば、共犯者、である。

つくる人は、評価する人ではない、言ってしまえば他人の評価なんかどうでもいい、やるか、やらないか、だ。

やめとけ、という言い方をすることはある。しかし、今回の妻──"ことのは山房"の仕事にかんしては、やってみようか、だった。

春、道草の家の2階(ぼくの部屋と妻の部屋の2部屋ある)は、午前中、陽が差し込んできてポッカポカである。お互い、朝は2階に上がって、それぞれ仕事する。息子も一緒にあがってきて、何か仕事(?)をする。

そうしているうちに、"ひなた工房"ができていた。

ウェブサイトもササッとつくってみた。

4/20(土)の11時〜16時には、「横浜馬車道エキナカフリマ」にも初出店することが決まった。

これまで、自分たちで企画して、開催するイベントは何度もやっているが、"出店"するのはじつは初めて。

ぼちぼち、やってゆきます。お時間あって、気が向く方はぜひ遊びに来てください。

(つづく)

その"ひなた工房"、インスタグラムもあります。こちらは更新が早いです(いまのところ)。

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"、1日めくって、4月5日。今日は、人間と野良猫の距離感について。

※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝に更新しています。

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