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さまざまな書き方

「○○のことを書こう」として書くものがある。たとえば今週、「小野二郎のことを書こう」として何回か書いたように(少し休んで、また続きを書くつもり)。

そういった場合、書く以上はいちおう本や資料を出して確認したいことなんかが出てくる。

ここ「道草のススメ」は、とにかく毎日のことなので、準備はなるだけ適当に、いい加減な書き方をこころがけてる。

当然、うまく書けたかなという日もあれば、なんかよくわからなくなったなぁという日もある、それでよし、と考えてはいるが、「○○のことを書こう」となればやっぱり準備をしたくなるので、そればっかりだと疲れる。

テーマを決めて書く、という書き方もある。

愛聴しているラジオの音楽番組のひとつに「世界の快適音楽セレクション」というのがあるのだが、毎週(毎回)、テーマに沿って選曲される。

たとえば先週のテーマは「andの音楽」というもの。「and」にからんでいたら何でもあり、ジャンルも関係なくいろんな音楽がたくさんかかる。

「○○と○○」にもいろんな組み合せがあり、そのふたつは似たもの(こと)だったり、相反するもの(こと)だったりもするし、全然関係ないもの(こと)を掛け合わせて面白い世界をつくっていたりもする。とか何とか、ウンチクもたのしい。

思いつきでラジオの話をしてしまったが、そんなふうに(?)テーマで書くという書き方もある。

出来事から、引き出されるものを書く、という書き方もある。日記がそうだ。事件記や、イベント報告もそうだ。また、出来事から引き出される文章は記録だけじゃないだろう。

もっともっと、いろいろあるだろう。

ここには何を書いてもいいのだ。──そう考えて、真っ白な紙の上に、とりあえず色を置いていく、一本の線をひいてみるでもいいが、その色なり線なりを頼りに、そこからつながってゆくものを書いてゆく。そんな書き方もある(自分だけの「朝のページ」がそうなのだが、読んでもらう文章でも場合によっては書けるだろうと思っている)。

日によっては、何もない日もある。何の準備もないし、何も思いつかない、と。その前に疲れていて、もう今日は何も書きたくないという日もある。

そういう日には「今日は何も書く気がしない」と書けばいいのだ、と思っておけば気が楽だ。そしてその理由を考えよう。嘘でもいい。嘘に導かれる真もある。自分は何を言いたいのか… 道化になれ! ということか…

もう夜遅くなってしまったが、とりあえず今日も書いた。

(つづく)

「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"、1日めくって、5月31日。今日は、時計草をご覧ください。

※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝に更新しています。

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