粗製乱造

（元旦と1/2に書いたことのつづき）

昨年、やろうとして、できなかった、ささやかなモノづくりを今年はいろいろやろうと思っている。

だから「文章教室」ばかりやっているわけにはゆかなくなるだろうと考えて、それは今月でいったんピリオドを打つことにした。

その「文章教室」こと「オトナのための文章教室」では、"かたちにする" を、あえて、重要視しなかった。

かたちにならない、言い表せられない、自分自身には（にも）秘密に満ちているように感じられることがあり、その上に、かたちになるもの、言い表せられるものは、築かれているような気がしている。

ただ、かたちにしてみて、見えてくる（生まれてくる）ものもたくさんあるわけで、今年はどんどんつくってみようというわけ。

合言葉は、"粗製乱造" でどうか。

粗雑なものでいいので、じゃんじゃんつくる。

ぼくの個人的な雑誌『アフリカ』も、もともとは年に2冊くらい、いまは年に1冊くらい出しているが、一時期、隔月で出していた頃もあった。それで質が落ちていたかというと、そうでもないような気がする（まだ子供が生まれる前で、仕事もいまより暇で、時間があったとかという事情はあるにせよ）。

でも本だけじゃない。自分たちの生活に必要だと思ってつくるものを、他人にも "おすそわけ" しようという小さな事業をやりたい。売れなくてもいいのだ。自分たちで使うからね。でも、これ、いいよ。と言って手渡せるようなものをどんどんつくればよいのだ。

（つづく）

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