日々のバナナ
昨日の話のつづきは、また、ということにして、今日も書こう。
今日は「母の日」らしいけど、我が家では何もしない。ぼくは今日が「母の日」だなんて、覚えてもいない。同様に「父の日」も覚えていない。どうでもいいのである。
感謝する日、ということなのだろうけど、日頃から感謝の気持ちを表現していない人が、この日だけ「いつもありがとう」なんて言って花か何かを贈りご馳走か何かをしたところで、上っ面が明るく見えちゃうだけだよ。
身近にいる人への「ありがとう」なんか毎日言っているくらいがちょうどいい。
「ありがとう」どころじゃねーよと思う日もあるかもしれない。でも、とりあえずは「ありがとう」だ。今日も無事に生きて、元気で過ごせたのだし。
この社会は、お互いに今日も無事に生きて、元気でいることを、当然だとは全く思えないところまでもう来ている。
だからぼくはこの国の人びとがイベント毎に騒ぐのにはもう全くついてゆけない。いまこそ"日々"を大切にしなければならない。
ぼくは自分がこれまでに、いつ死んでもおかしくなかったというふうに考えている。そう考えているくらいで、ちょうどよいという気がして。
「そんなことないよ」と言う人もいるだろう。そういう人がいればいるほど、ぼくは「いや、そんなことだ」という気持ちを強める。
(つづく)
「道草の家・ことのは山房」のトップ・ページに置いてある"日めくりカレンダー"、1日めくって、5月12日。今日は、ワカサギを揚げた話。
※"日めくりカレンダー"は、毎日だいたい朝に更新しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?