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立ち上がって、踊るように

今年は、これまでないがしろにしてきてしまった自分(の執筆)の世話をしっかりしてやろう、と決めているのだが、その前にやらなければならないことがあり、もう少し道草を許してほしい。自分よ──というわけだ。

今日はとりあえず『アフリカ』次号の仕事を進めて、移動中にプリントで読みながら(それによってまた進める)、いろいろとメモをとる。

自分の場合、パソコンやスマホの画面で読むのでは、どうにも物足りず、これは本当に読みたいと思う文章は、できるだけの方法で取り出してきて、テキストが手に入るなら自分で組んで読みやすくして、プリントして読む。

手間がかかる人だ、と自分のことを思うが、まあしょうがない。

プリントを手にして、ただじっとして読むのかと言えばそうでもない。立ち上がって、うろうろしながら読む(動物園のシロクマ状態である)。見上げるようにして読む(これは何だろう)。さ、次は踊りながら読もう、と思う。踊りながら(本を)つくろう。嬉しくて踊り、悲しくても踊る。悲しい時の踊りは、ほんとうに空に浮かんでいるようだ。

(つづく)


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