庭師をもっと身近に感じてほしい!
自分自身が庭師として働いていて、色々な方とお話をさせていただくと、『樹木の剪定をプロに、庭屋さんにお願いすると、高いでしょ?』と言われることがよくあります。
高い安いは、人それぞれの価値観の違いだと思いますが、すべてが高いわけではありません。
今回は、そんな手入れの費用の考え方についてお伝えして、もっともっと庭師を身近に感じて、『家の木の剪定を庭師にお願いする』ということを選択肢のひとつにしていただけたら、大変嬉しく思います!
実際にいくらくらいかかるの??
皆さんが一番気になるところは、ここかと思いますので、先にお伝えします!
色々と条件がありますが、仮に4人で1日かかる現場であれば、人件費・枝葉の処分費・経費を計算すると、~10万円前後の業者が多いと思います。
もちろん、剪定枝葉の量やクレーンの使用の可否などの条件によって、税抜き10万円を超える場合もありますし、もっと安くなる場合もあります。
また、樹種にもよりますが、半日以内でできるような木が1本だけの場合だと、2万円以下で収まる業者が多いと思います。
あくまでも、目安だと考えてください。
職人の技術や経験、スピードなどによって、金額の設定は様々です。
個人的には、技術が高ければ高く、素人に近い技術であれば安くなるべきだと考えています。
高いですか?安いですか?
仮に支払う金額が5万円の時に、金額だけを見ると、なかなか勇気のいる金額だと思います。
そこで、一度、考えてみていただきたいです。
皆さんが、休みの日に数日かけて、コツコツと作業するのを、5万円払うことで、プロがかっこよく木の剪定をしてくれます。
自分のお休みを確保しつつ、気持ちの良い我が家を造り出すために支払うことに繋がると思います。
剪定作業が好きで、休みの日の楽しみであれば、自分自身で剪定することのもとても大切だと思います。
自分でもできるから、その5万円を他の何かに回すことも、とても重要だと思います。
どちらに価値を見出だせるかで、決まると思います。
どちらを選択しても、素晴らしい選択です。
後者を選択した人のために、私は、noteやInstagramにて、剪定方法を紹介しています。
だって、自分で剪定するのに、かっこよくなった方がいいですよね?(笑)
金額・予算の相談はしましょう!
まずは、信頼できる庭屋さんを探して、どのくらいかかるのか相談してみましょう!
意外と安ければ、とても良い発見です。
逆に高いと感じた場合は、予算を伝えて、その金額に収まるようには、どのようにすればいいか相談しましょう。
例えば、草取りや片付けは自分でやったり、自分でもできる木は自分でやるようにしたりと、様々な選択肢があります。
ここで注意していただきたいのが、安くしてほしいから、1本でも多く、雑にやってもらうのではなく、通常の作業でどこまでできるのかを検討してください。
プロに頼んでも、雑になってしまっては、支払う金額ほどの価値には繋がりません。
逆に金額にとらわれすぎて、雑にやる選択をするような庭屋さんであれば、信頼できる庭屋さんとは言えないかもしれません。
今回、一番伝えたいこと
私が一番伝えたいことは、『庭師に剪定をお願いする』という選択肢を持ってほしいということです!
noteやInstagramをはじめたきっかけもそうですが、『知らなかった』というのが、一番もったいないです!
『庭師に剪定をお願いするといくらくらいかかるから、自分でやることにした。』
選択肢を持っていて、選ぶということがとても重要だと思います。
『庭師にお願いしたら、意外と安くて、きれいになって、とても楽だった!もっと早くに頼めばよかった!』
このように感じた時には、皆さんの大切な時間や心のゆとりが、毎回削られていたことに繋がると考えています。
【おまけ】剪定作業の料金について
庭屋さんごとに、料金設定は色々あります。
私自身が聞いたことがあるのが、
①かかった人工で請求
②見積もり通りの定額制
③樹種や大きさなどを元にした1本いくらの請求
の大きく分けて3種類です。
それぞれ、メリットデメリットは存在します。
①メリット
かかった分での請求となるため、伸びが少ない年は安なったり、金額を決めて、やれるところまでやってもらえる。
樹木の形をより良く、よりかっこよくしていくことができる。
①デメリット
毎年、多少の金額の誤差が出たり、樹種によって、年々金額があがる場合がある。
1本だけの場合、高くなる可能性がある。
②メリット
毎年、決まった金額を確保しておけばよく、年間支出の計画がたてやすい。
また、木の状態に関わらず、金額が変わらない。
②デメリット
定額で設定した金額より、実際にかかった金額の方が少なくても、安くはなりにくい。
③メリット
金額の設定がわかりやすく、誰でも計算できる。
③デメリット
①②に比べ、高くなることがある。
1本いくらだと、1本でも多くやることで儲けが出るため、雑になる場合がある。
他にももっとメリットデメリットはありますが、それぞれ代表的だと思われることを簡単に書いてみました。
前述した通り、料金の計算方法は、様々ですが、どの料金設定でも大きく金額は変わらないことが多いです。
もちろん、樹種や高さ、職人の質などで、高い安いは生じます。
いかがでしょうか?
頼む頼まないは別にして、まずは、庭屋さんに相談してみて、具体的にどのようなものか知りましょう!
そうすることで、庭師を身近に感じることで、みなさんの選択肢のひとつに入ると、とても嬉しく思います!
▽Instagram
https://www.instagram.com/harumien.hamamatsu/
・上記のInstagramでも画像を中心に伝えていますので、良かったら、フォローお願いします。
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