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名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【2日目】

↑ 1日目

鶴舞公園

 朝6時前。
 昨夜は22時前に快活CLUBに入り、ナイト8時間パックでの利用だったため、早い時間からの出発となった。

 この時間だと当然どの施設も開いていない。
 時間つぶしのために本来行く予定ではなかった鶴舞公園に行くことにした。

 ゆったり歩いても1時間ほどで回れる丁度よい広さの自然公園だ。
 特に何があるというわけでもなかったが、自然豊かな公園で、また早朝で人が少なかったこともあり、穏やかな時間を過ごすことができた。

黒ネ&白コ
ホーホロッホホー   ホーホロッホホー  ホ

 あじさいの散歩道。
 写真を撮っていると、水色のハットを被った初老の女性が話しかけてきて、
 「この種類がね、珍しいの」
 と教えてくれた。

曰く、希少

コメダ珈琲 大須スケートリンク店

 鶴舞公園から西へ向かう。
 途中『東仁王門通り』を通った。どことなく札幌の狸小路に似ている。

 次の地へ赴くには早かったため、小休憩のためにコメダ珈琲へ入店した。人生で2回目の入店、特に、朝帯での入店は初めてである。
 後で知ったのだが、奇しくもコメダ珈琲は愛知発祥の喫茶店だったらしい。

 コーヒーを注文し、モーニングをいただいた。
 歩き疲れて火照った身体に冷たいコーヒーが染み渡った。

グッドモーニング

 余談だが、店名のとおりスケートリンクの近くにある店だったので、著名なスケート選手たちのサイン色紙が何枚も飾ってあった。

大須観音

 『大須観音』は、霊験あらたかな真言宗のお寺である。
 別に真言宗の教徒ではないが、道すがら両手を合わせてみるかと思ったのだ。

仁王門
本殿

 本殿にて賽銭を投げ、手を合わせ、線香を買って煙を浴びた。
 宗教に対する厳かな心持ちは無かったが、目つきだけは荘厳だったことだろうと思う。

 それはそれとして、ハトが滅茶苦茶いた。

 参拝の際は、頭上に気を付けることをおすすめする。

名古屋市美術館

 中での写真は撮れないので、外観だけを載せておく。
 美術館らしい造形だ。

 プロレタリア―トは、労働に辟易している私に刺さるものがあった。
 (まあ一つくらい刺さる芸術が無いと……、という無理矢理有り)
 外には彫刻もあったようだが、あいにくの空模様で、スルーして隣の科学館へ向かった。

名古屋市科学館

 『名古屋市科学館』。
 美術館との共通券を買えば、二つ合わせて500円で入場できる。

フジテレビではない

 この日は土曜日で、近くの広場でサーカスが開催されていたこともあり賑わいもひとしおだった。
 入場口にはかなりの人数がいて行列が外まで続いていたが、共通券を持っていたので並ぶことなく入ることができた。

 「科学館だけ行きたい」という人でも、並ぶのが面倒・時間短縮したい人は美術館で共通券を買ってしまうのも一つの手だろう。
 (対照的に美術館の券売所は悲しいほど空いていたため)

 広く「科学」の精密な技術、不思議な現象、希少な物質などを、実際に見たり触ったりすることができる体験型施設で、2~6階まで展示がギッシリと詰まっている。
 一通り歩いて、ハンドルをグルグル回し、鉱物などをペチペチ触って出た。
 人酔いした。

しら河 栄ガスビル店 (ひつまぶし)

 「名古屋めし」第二弾。
 コメダのモーニングしか食べていなかったため、腹の中はとっくに伽藍洞である。

 科学館から再び久屋大通の方へ戻り、地下にある『しら河 栄ガスビル店』に到着。
 休日のお昼時も相まって、30分~1時間ほど並んでから入店した。

 財布の紐をゆるめ、
 「しら河のひつまぶし(2,800円)」を注文。
 食べ方をググって待つ。

封印の櫃

 お盆の上にはブツが入った櫃、海苔(奥の小袋)ネギわさび等の薬味、白の小瓶に追加のタレ、お漬物が載っている。

 開封。

 適当に切り混ぜて、茶碗に盛る。
 食べ方をざっくり説明すると、
 「櫃の中の飯を3~4回に分けて茶碗に盛り、都度薬味などを適量盛って食べる」。

 薬味無し、ネギだけ、ネギと海苔、ワサビだけ、全部載せ、ダシ茶漬け、全部入れダシ茶漬け等、色々なパターンで料理を楽しんだ。
 うなぎをまともに食べたのが記憶の限り初めてであったが、柔らかくて風味の豊かな魚だったと思う。バカ舌がうなぎの良さを正しく感じられたかどうかは、微妙なところである。

 とても美味しかった。
 会計で2,800円を支払い、涙を飲んで終了した。  


名古屋城

 いよいよ名古屋城へ。
 栄から市役所駅へ地下鉄で一本。

大自然

 進んでいくと入場口にたどり着いた。
 券を買って中へ。

NAGOYA CASTLE
THE・門

 広めの入り組んだ道だった。合戦や攻城籠城のことは分からないが、これが攻めにくさなのだろうかと心の中で考えていると、天守閣が姿を現す。


 札幌には城がないため、城を見るのは久方ぶりである。
 暗雲立ち込める中に鎮座する城には、少しのことでは動じない堅牢さが垣間見えた。
 要はカッコよかったということである。

 天守は現在閉鎖中で入れないので、隣の本丸御殿に入る。

めちゃくちゃ監視カメラ

 どこもかしこも金ピカだった。

近代化の波
隅櫓
金シャチ横丁
庭園
しゃちぽこ

 閉館も近づいてきた16時ごろ、雨脚がどんどん強くなってきた。
 雨もまた、紀行における大事なエッセンスの一つである。


名古屋駅

 名古屋旅行2日目にして、遂に名古屋駅に上陸した。
 特に用事は無かったが、今日の予定は名古屋城で終わりだったので暇つぶしに来た。

 ナナちゃん人形も通りがかりに見つけた。
 デカかった。

2日目 終了

 この後は快活CLUB 大須店に帰り、松屋で牛めしを食べて終了した。
 今朝時間が早すぎたことから、12時間パックでの利用にした。

呼吸

 3日目に続く。


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