春巻丸掃

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春巻丸掃(ハルマキマルハ)です。ものを書くなど。お仕事募集中。アイコンは自撮りです。よろしくお願いします。 Twitter → @harumakimaruha

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演劇脚本を書いた。『バケツをひっくり返したら』おぼえがき

 春巻丸掃 と申します。  演劇『バケツをひっくり返したら』の脚本を書かせていただきました。  2023年10月22日に千秋楽を迎えてから早一週間、つれづれなるままに、もろもろの所感を書いていきます。 ◆演劇脚本を書くことになった経緯  店でカツ丼を頬張っているとき、演出を担当した “鈴木あさひ” から電話がきました。「演劇の脚本書けって言われたらどう?」などと聞かれました。 私は「やってみるか」と返事をしました。  自転車に乗って帰路を走ると、袖口から風が心地よく抜けて

    • 『夏、半分になる』

       八月十日の午後、私は父の運転する車に揺られて遠方の墓参りに向かっていた。  父方の実家は、住む家から車で三時間程を要する片田舎の港にある。  透明な水に薄い緑色のヴェールを張ったような海が、軽やかな空と共に遥か向こうへ広がっている。水平線を境目に、世界が半分に割れているようだった。  夏休みの時期になると、故人を偲ぶ我々一家とは対照的に、夏のレジャーを楽しみに足を運ぶ人がそこかしこに現れる。  郡に入れば道路は片側一車線のみで、山道で追い越しが禁止されている場所も多い。例年

      • 「会話に付いていくために話題作を見る」のは否定派だったけど、ボケしろに反応するためにはやっぱり必要だったかもしれないわ

         「みんなとの会話に付いていくために」。  そんなきっかけで、漫画やアニメ、映画などの創作物を鑑賞することはどことなくミーハーで自分が無いような感じがして、不純だと思っていた。  本当にそうだろうか?  「ボケしろ」という言葉を使わせていただく。  「ボケしろ」とは、ボケを言える "機会" のことだと認識している。  例えば、干していた布団が風に煽られて中空を舞ったとする。  これは「布団がフっトンだ」を言えるボケしろだ。  (例が面白くないのは筆者の実力不足に起因する

        • 3,920円かけて函館にハンバーガー食いに行ったのに休業日だった

          ◆高速バス 札幌→函館  2/20(月)。  『函館特急ニュースター号』、片道3,920円(最安値)で向かう。  生憎の空模様である。早朝に出たため道が除雪されておらず、手間取った。  旅にアクシデントはつきもの。これもまた旅行の醍醐味である。  コンビニのおにぎり2つとグミを食べ繋ぎながら到着を待った。  PAを2か所中継した。  函館に行くのは2回目だ。前回の旅行では知り合いの家と五稜郭、そしてラッキーピエロに寄った。その時の味をもう一度思い出しに行くためだった。

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        演劇脚本を書いた。『バケツをひっくり返したら』おぼえがき

        • 『夏、半分になる』

        • 「会話に付いていくために話題作を見る」のは否定派だったけど、ボケしろに反応するためにはやっぱり必要だったかもしれないわ

        • 3,920円かけて函館にハンバーガー食いに行ったのに休業日だった

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【4日目】

          ↑ 3日目 フジヤマ55 名駅西店(つけ麺)  つけ麺を食う。名古屋めしでもなんでもない。  本州のつけ麺を食べたかったのだ。  名古屋を中心に東海で広く展開しているつけ麺・ラーメンの店だ。  店のサイトに書いてある順番が「つけ麺・ラーメン」であることからつけ麺への傾倒に期待が持てる。  到着。  良い風貌だ。  時刻は11時でほとんど開店凸。  発券機で『濃厚つけ麺(+大盛)』を購入。  つけ麺には無料で小ライスが付いて、1,000円ポッキリ。  カウンター席

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【4日目】

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【3日目】

          ↑ 2日目 東山動植物園  早3日目。朝。  太陽は昨日の失態を取り戻すかのようにじらじらと照っていた。  歩き詰めで足の疲労も取れぬままだったが、宿を出て目的地へ。    上前津駅から東山公園駅へ。乗り換え一回。  駅の建物もアニマライズ(半分誤用)されている。  開園は9時だが少し早かったのでコンビニでおにぎりを買い、食べた。  戻るとチケット売り場と入場口がそれぞれ結構な列になっていた。日曜日だったこともあり、昨日の科学館同様に家族連れが大勢いた。  チケットは前

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【3日目】

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【2日目】

          ↑ 1日目 鶴舞公園  朝6時前。  昨夜は22時前に快活CLUBに入り、ナイト8時間パックでの利用だったため、早い時間からの出発となった。  この時間だと当然どの施設も開いていない。  時間つぶしのために本来行く予定ではなかった鶴舞公園に行くことにした。  ゆったり歩いても1時間ほどで回れる丁度よい広さの自然公園だ。  特に何があるというわけでもなかったが、自然豊かな公園で、また早朝で人が少なかったこともあり、穏やかな時間を過ごすことができた。  あじさいの散歩道

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【2日目】

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【1日目】

          旅行ガチャ 『旅くじ』 "旅行のガチャ" というものがあると、知り合いから聞いた。  引くと名古屋だった。だから名古屋へ行った。  初めは京都か大阪辺りに……と考えていたが、正味、行先なんかはどうでもよくて、ただ非日常を味わいたかっただけである。  この『旅くじ』は、おあつらえ向きというやつだ。 中部国際空港 セントレア  最寄りの空港から中部国際空港(セントレア)へ。  コンビニでおにぎりを一つだけ買い、食べた。  朝の便で12時前に到着。  綺麗な空港だった。通路

          名古屋、3泊4日、男一人、49,812円 【1日目】

          『バナナ』

           起きると、一本の連絡が入っていた。  『ヤバい』  霞む目をこすり、続きを読む。  『世紀の発見をした 今すぐ家に来てくれ あと腹を空かせてこい』  伊藤からの連絡は、大体いつも不躾である。メッセージが来たのは三十分前のことらしい。  窓のすりガラスの向こうでは、錆びた街灯の古いオレンジ色だけが闇の中を煌々と光り、時折、パツンパツンと電気の漏れる音を鳴らしている。  すっかり夜だった。休日の無気力さに堪えかねて、不貞寝をしていた。  『いまからいく』とだけ返信

          『バナナ』