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千葉駅が舞台の恋と青春の群像劇――『きみとホームで待ち合わせ』紹介

本日9/9、『きみとホームで待ち合わせ』(講談社)が発売となりました!

オムニバス形式で綴られる、恋と青春の連作短編集

今作は、5人の高校生の視点で綴られるオムニバス形式の連作短編集。

こういう毎話視点人物が変わる形式のオムニバス、めっちゃ好きでずっとやりたかったんです……!
なかなか機会がなかったんですが、今回書かせてもらえてとっても嬉しかったです🙏

毎話視点は変わるものの、各話に繋がりがあったり、はたまた同じシーンをそれぞれの視線で違うように捉えていたり、視点が変わるからこそ見えてくるような真相があったりします。そういう部分でも楽しんでもらえたらうれしいです。

そして、なんといっても青春と恋💕✨気になる子がいたり、片想い中だったり、失恋を引きずっていたり……。胸キュンたくさん詰めました!

千葉駅発の5つの路線と対応したストーリー

表紙が千葉駅なことからもわかりますが、今作、いつも以上に千葉押し

千葉駅には1~10番線まであって全部で5つのホームがあります。今回のお話はそれぞれ、千葉駅の1・2番線ホーム、3・4番線ホーム……と各ホームに対応。そして、各話にはその路線の沿線の駅が登場するといった感じです。目次と路線の対応↓

1・2番線 西千葉クエスト    ……総武線
3・4番線 走りたいあの子    ……内房線
5・6番線 私を知らない彼    ……外房線
7・8番線 続きのない小説    ……総武本線
9・10番線 続きを書く小説    ……成田線

千葉駅に取材に行って、ホームごとに変わるベンチの色みたいな細部にもこだわって書いてます。千葉の方はぜひ実際の千葉駅と比べてみてください🎶
↓4章に出てくる7・8番線ホームのベンチ。落花生柄です。

千葉駅7・8番線ベンチ

「恋ポテ」シリーズとつながった世界観

「恋ポテ」シリーズを読んでなくてもまったく問題なく読めるのですが、今作、世界観がつながった作品になっています。

恋ポテシリーズ書影

『きみとホームで待ち合わせ』は、シリーズ3巻『恋とポテトとクリスマス』の直後からスタートするお話です。
また、「恋ポテ」の主人公、優芽のクラスメイトの深田さんという女の子が『きみとホームで待ち合わせ』ではキーパーソン。このほか、「恋ポテ」で名前だけ出てきたクラスメイトなども登場します。
逆に、脇役として「恋ポテ」主人公の優芽や源くんなんかも出てくるので、その後の2人の様子も覗ける感じです💕

深田さんはざっくり言うと「恋ポテ」では当て馬役だったので、『きみとホームで待ち合わせ』では幸せにしてあげようと思って、こういう感じになりました。すんなりハッピーとはなりませんがw、「恋ポテ」シリーズを読んでくださった方はぜひ!

『きみとホームで待ち合わせ』を読んでから「恋ポテ」に行くのも、答え合わせみたいでいいかもしれません!

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こんな感じの『きみとホームで待ち合わせ』、大好きなオムニバスなうえに、胸キュンや好きな展開やキャラクターをもりもり詰め込んだので、ぜひぜひ読んでいただけたら嬉しいです! 装丁もとっても素敵です!

胸キュン満載の超かわいい1冊になったので、ぜひよろしくお願いします💕

きみとホームで待ち合わせ

昨日のnoteにも書きましたが、今回依頼を頂いてインタビューにも答えたのでこちらもぜひ!


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