久しぶりの体調不良が教えてくれたこと
「〇〇(私)が風邪ひくの珍しいね、、、いつも全くうつらないのに、、」
夫がそう言うくらい、数年(たぶん3年近く)風邪とは無縁だった私がついにひどめの風邪をひいた。
子どもの風邪を看病しても風邪をもらうことはなく、家族みんながダウンしても私だけ元気なことがよくある。大抵元気、元気が取り柄な私。
逆に、そんなに子どもと一緒に居る時間がない夫の方が風邪をもらう。だから夫が、
「俺、(子どもの)風邪うつったかも、、、」
とつぶやく度に
(そう言ってすぐ体温を測る。36.8℃くらいで「いつもより高い、、」と、しおらしくなる夫、、、)
「なんでお前が風邪もらうねん!!」
と、心の中で悪態をつき、ため息をついているのは夫には内緒だ。
(「お前」だなんて心の中で言ってしまうことももちろん内緒。)
そんな感じでひいた数年ぶりの風邪、思ったより手ごわい。
3日目で身体は普段通り動くようになったけれど、声がまだ半分くらいしか出ない。声が出ないって思ったより困ることが多くて、とにかく仕事が一番困った。
身体は動くので仕事には行っているけれど、仕事は接客業。話せないと仕事にならない、、
ほぼ喋れないので接客の少ない業務を変えてもらったり、「その業務変わりますよ~」と仕事の途中で声をかけてもらったり、、、、周りの人に助けられている日を過ごしている。
(書いている今日が4日目、元気だけどまだ声がでず、、)
家でも声が出ないと困る。
5歳娘はよくしゃべるので、そのお相手がちっともできない。どうしようもないので、「ごめん、ママいま本当に声が出ない、、」と娘にささやき声で伝えた。伝えたというか「マジゴメン、話せないから今日は1人で遊ぶかテレビ見てて、、」って正直にお願いした。
そうしたら、5歳の娘は察したのか1人で遊んでくれたし、1歳の下の子も不思議と不機嫌にならず過ごしてくれた。いつもならわーぎゃーするのに、本当にピンチの時だとちゃんと聞いてくれたり協力してくれる。
小さいながらも子どもたちって、いろいろ感じ取っているんだなってつくづく思う。
夫もこれは一大事と察したのか、仕事帰りにコンビニでゼリーなどを買ってきてくれた。食べやすそうなものを考えてくれたことが分かるラインナップだったし、ここ数日間はよく家事をしてくれていて助かっている。ありがとう。
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今回の風邪も含めここ1か月、「うまくいかないなぁ」と思うことが多かった。子どもたちの体調不良の連続で仕事の予定もガタガタでストレスだったし、夫との小さなすれ違いもあっていつも以上に言いたいことを溜め込んだこともあった。小さなことを数えたらきりがないけれど、極めつけに数年ぶりの自分の体調不良。
ちっともうまくいかない。
そんな自分に言い聞かせていたのは、
「仕方がない」の言葉で気持ちは収まらないけれど、「仕方がない」の言葉でくくってきた、だって、仕方がない。
だけど今日、「あっ」と思い出してスマホの写真フォルダをさかのぼった。「私に足りないのはあれかも」ってなんとなくピンと来たから。思い出したそのスクショには、
問題が起こる時は、感謝が足りない時
そう書いてあった。
「ありがとう」の言葉は大切にしている。周りに感謝をしていないわけじゃない。だけど、、、なんかこの言葉に引っかかるものがあって。
周りには感謝しているけれど(足りているかは置いといて)、、、って思いながら過ごしていたら、ふと思ったことがあった。
誰かからしてもらうことへの感謝は持っていたけれと、在るものへの感謝が薄れていて、少し傲慢?な感じになっていた自分を感じた。
仕事ひとつでも、
自分の心と身体が元気だから働ける。
子どもたちが元気でいてくれるから保育園に預けて働ける。
ひとつでも欠けたら、働けない。
朝が来て目が覚めて、自分で起きられること。
蛇口をひねたら水もお湯もでてくること。
こうやってnoteを書けること。
なにひとつ、当たり前のことじゃない。
当たり前なことなんてなんにもない。
それなのに、ここ最近の生活の変化と忙しさでいろいろなことへの感謝を忘れていた。感謝しているつもりで、当たり前にしていた。
それを、「ちょっとちょっと、一旦立ち止まってもいいんじゃない?ずれてきてるよー」って教えてくれているのが、今回の体調不良なのかもしれないってなんとなく思った。
そう思ったら力が抜けて、
「なんだかうまくいかないなぁ」から
「ちゃんと休んで子どもたちと向き合おう」
に切り替えられた。
仕事に向き合う前に、向き合うものがあるはずなんだ。
そんなことを思っていたら、私の風邪が下の息子にもうつったようでまたまた仕事がお休み。だけど焦らずモヤモヤせず、しっかり休もうと思う。今まで私が働けていたのは、私の見えないところでいろいろなものが頑張ってくれていたおかげなのだ。(そんなわけで今日はお休みです、元気になったらしっかり働くぞ!)
声が出なくなったことの唯一のメリットとするのなら、子どもへの小言が減ったこと。
いちいち、「あれやった?」「○○しなさーーい!」が、声が出ないため言えない。でも、言えなくてもなにも困らなかった。むしろ言わなくてもいいことを、ついつい私の機嫌で言ってたことに気づいた、、。
これだって体調不良が教えてくれたこと。
いただいたサポートは、わたしがこれからもnoteを書いていく上での大切な家族とのことに使わせていただきます!