悶々としていることから知る、自分の価値観
決して愚痴りたいわけじゃないのだけど、
ちょっと悶々としていることがある。
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我が家は転勤族で、
前回の転勤から2年と少しで夫の異動が決まった。
来月は引越し、あと1か月、急いで引っ越し業者の見積もりをお願いしている。
夫の会社都合の転勤なので、今回も引越し費用のある程度を会社が負担してくれる。その兼ね合いで今、3社の見積もりを取って夫の会社へ提出するところなのだけど、、
(複数の会社から見積もりを取って比較して決めることを「相見積もり」というらしい。今回それをしている。
「会社がお金を出してくれる=安い業者が選ばれやすい」
ので、自然と3社の価格競争になる)
なんともまぁ、正直気持ちが乗らないのだ。
理由としては、
こんな感じなので、
「ここにお願いしたい!」という
「買いたい」
「選びたい」
気持ちがでてこないのだ。
(選ぶのも買うのも夫の会社ではあるので必要ないのかもしれないが、、、安心して引っ越したいのは私たちだ)
価格だけで言ったら、会社負担なのもあって最低価格のA社に即決だ。だけど、どんなに「安くしますから」と言われて価格を提示されても、確かに安いのはありがたくても、、
訪問見積後のメールのやり取りでは「あれ?」と思う対応。それが本当に、礼儀とか基本的なことだったものだから、
(メールの文頭に「○○様」がないとかさぁ、、、これ以上書くと愚痴になってしまうのでやめるけど、、)
仮にもお客様である私は「お客様として大切にされている」と感じられなくて。安くても正直、、「頼みたくないなぁ」という気持ちになってしまった。
B社の「催促しないと連絡がない」というのも、丸1日待っても返信がなく不安に思った。もしかしたらすごく忙しかったのかもしれないけれど、、、
(もしや定休日?とか思って調べたくらい)
「営業」という仕事をやったことがないので、
そんなに偉そうに言える立場じゃないけれど、、、
(、、、けど の連発だ)
価格は確かに重要ポイントにはなるだろうけれど、
遣う言葉も、メールの返信も、文章も、電話での話し方も、そういう「人として」とか「想い」や「誠実さ」って価格以上に大切じゃないだろうか。
物を買う時、どんな決め手で買い物をするだろう。
もちろん価格で決めることもある。
だけど、どんなに安くすると言われても、買いたい気持ちにならなければ買わない。どんなに安くたって、「買いたい」という気持ちにならなければ意味がない。逆に、どんなに高くても「買いたい!」という気持ちになったから買った という経験ってないだろうか。
きっと、みなさんそれぞれ一度はあると思う。
私がこの件で、
どうしてこんなにもモヤモヤするのだろうと考えてみたけれど、、
それはきっと、私が大事にしていることがお客様への丁寧さや礼儀、誠実さだからだ。
これがきっと「私が大切にしている価値観」というやつなんだろう。
恐らく私が営業をしても、押しも弱いからきっと売るのは下手だ。だけど、どういう言葉遣いだったら安心して話せるか とか、信頼してやり取りできるかは大切にできる自信がある。信頼や心地よさだって「買いたい」につながることはあるはずだ。価格は大事だけど、それが全てではない。
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こんなモヤモヤを、営業マンである夫にそれとなく愚痴っぽくなく聞く。
「ねえ、この対応って普通なの?」
「ねぇ、こう返ってきたんだけど、こういうもの、、、?」
なんて、ぶつくさ言っている私は可愛げがないだろうな。
でも、私はそのくらい、丁寧さや礼儀、誠実さを大事に思っているのだ。そういう姿勢でずっと仕事をしてきたし、大切で譲れない。それを押し付けてはいけないかもしれないけれど、でも、人として大切なことでもあると思うから。
まぁでも営業マンの夫は、
「でもさ、この人たちが当日引っ越しを手伝ってくれるわけじゃないしね。あくまで営業さんだからなぁ~。対応は確かに気持ちのいいものじゃないけど、もうどの会社でもいいや~。当日来てくれる人とうまくやれたらもういいやw」
なーーんて言ってた。
たしかになぁ。
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