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コンビニ店員さん


コンビニ店員さんの話。
私は今関東に来ている。今年に入って多分3回目くらいだ。九州に住んでいるから、なかなか毎月毎週、関東に来るという訳にはいかない。やはりコロナが少し落ち着いたことが大きい。

私は、関東に来ると必ずといっていいほど、ナチュラルローソンに寄るのだが、そこでの店員さんのお話だ。
店舗がバレるといけないから、ぼかすが
毎回同じナチュラルローソンの店舗に寄る。
ナチュラルローソンって多分九州にはないよね?
なので、最初は単純に商品だけが目的だった。
しかし、今年最初に関東でナチュラルローソンのお店に入ると、20代くらいの小柄なフィリピン辺りの出身ではないかと思われる店員さんがいた。
「いらっしゃいませえー」と何度も何度もひとり声高らかに叫んでいる。なんだか,店舗の中はシーンとしているが,その店員さんの声だけが響いて、
面白いなと思った。ここまでは、まあよくある風景だろう。

2回目、数ヶ月後に同じ店舗を訪れた。
うっすら、そういえば前回海外出身であろう店員さんがいたな〜と懐かしく思いながら。すると、店舗に入ると、相変わらず前回と同じように腰を屈めて、
「いらっしゃいませえ!」の声が響いてきた。
正直、数ヶ月もすればその店員さんは辞めてしまっているのではないかと思っていたから、なんだか少し嬉しかった。微笑ましく思いながら、レジに並ぶと、
品出しをしていたその彼女が、レジを担当してくれた。
私があまりにも買うものだから、袋に入れながら、
「これ、大丈夫??入るかな、?」と呟きながら
「大丈夫かなあ大丈夫かなぁ」と言って袋詰めをしてくれた。私はそれに対して、その時は何も言わなかったが、内心くすっと笑っていた。だって、そんなに
気さくな店員さんって珍しいから。

そして、また3ヶ月ほど経った今日。
私はいつものようにナチュラルローソンに足が向く。
いつのまにか、商品そのものよりもその店員さんと会うことが楽しみになっていた。(気持ち悪いかな?)
しかし,落ち込むからあまり期待せずに。
さて、、ドクドク💞

、、、いらっしゃったーーー!!!

なんだか、変わらず自分がたまに来る時に居てくださることが、心強い。
コンビニって入れ替わりが激しい気がするから、
今回も会えたことをただただ噛み締めた。
何が嬉しいかってその人の接客。
今回もレジをして下さった。向こうは私のことを覚えてはいないだろうが、相変わらず沢山の商品を買う私の袋詰めもして下さった。
ペットボトルを3本も買ってお弁当も買ったものだから、袋の位置が難しい。ペットボトルがゴロゴロと倒れて不安定になる。
少しまだカタコトの日本語で、ぼそぼそと
「これ、大丈夫かなぁ?」と言っている。
私は、今回は「大丈夫大丈夫!ありがとうございます!😊」と言ってみた。
すると、「ふふふ、すみませ〜ん!ありがとうございます」ととても素敵な笑顔を返してくれた。

都会の真ん中でとっても心が暖かくなった。

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