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忙しいが分からない。

私は人生で忙しかった記憶があまり無い。
卒論の時も別に家に持ち帰ってまで作業はしていなかったし、子育てや家族のケアをすることもこれまで無かった。仕事も別に忙しいっていうあれじゃ…。
研究計画書を書く時に焦って3日3晩自分の部屋に缶詰になったことはあったか。
でも、それだって別に自分が計画的にやれば
自分を「忙しい状況」に追い込まずに済んだはずだ。

何が言いたいかって。
「忙しい」と言われる事が嫌いだ。それで距離を少しでも空けられる事。好きな人には安易に「忙しい」なんて言えないものだと思っている。それで去られたら嫌じゃ無い?だし、忙しさなんて幻想だって。自分がその状況を選んだんでしょ?って。言い方は悪いが本人の責任でしょと。忙しい時ほどそんな素振りをみせず、スマートに返信も早く、余裕はなくてもあるように振る舞い、
機嫌が悪くなったりカッコ悪くならないようにしようって。なんていうか、忙しい時こそ腕の見せ所だって💪

世の経営者とか億万長者とかあのレベルってどういった時間管理をしているんだろう?
私以外の人は大抵忙しそうだけど、
忙しいって一体どういう状況?返信もできないってどういう??

兎に角、どういう状況に陥れば「忙しい」というカードを切って良いんだろうと思っていた。

しかし、この前関東に行ってきた。割と重要な案件で私はアテンドを頼まれていた。かなり責任を感じていていた。慣れない東京には地図アプリが必須。
乗り換え乗り換えのオンパレード。正直、関東にいた間、ほとんどラインの返信等も返す事が出来なかった。スマホを地図アプリを開く以外で、触ることもままならなかった。
現実の悩みすら忘れてしまい、ご飯を探したり、
ホテルに帰ったり、観光地を回ったり
電車に乗っているだけであっという間に時間は過ぎた。
ホテルに帰ってからもお風呂に入るのがやっとで、
睡魔との戦い。と、こんな感じでまったく余裕がなかったのである。あぁ、これが忙しいという事かとやっと分かった気がした。
なるほど確かに忙しいって存在するんだな。

でも、それを言い訳にしない、忙しくてもそんな素振り見せずなんとかするのがかっこいい。
口が裂けても忙しいとは言いたくないな。

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