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お願いしたら任せる

おはようございます。
キャリアコンサルタントの小川はる子です。

今日のテーマは
「お願いしたら任せる」にしました。

◆お願いするのが苦手
みなさんは、仕事をお願いするのは得意ですか?私は、苦手です。はじめからお願いするのは出来るのですが、途中から、しかも自分がキャパオーバーになりお願いするときが最も苦手。これは長年の課題でもあります。どうして苦手なのかと言えば、おそらく私は「キャパオーバーな自分が恥ずかしい」「弱い自分を晒すのが恥ずかしい」「もっと上手くできたはずなのに、できない自分を認められない」のです。文字にすると、なんとも完璧主義な頑固さん。あとは、無理な状況なのに、仕事をお願いされて、出来ないのに「やってもらわないと困る」という体験を何度もしてきたから。これもすごく大きい。でも不思議なのは、誰かから同じような状況で、お願いされたときには「いっちょ、やったりますか!」という心意気を見せるところです。このお願いするのが苦手、長らくの課題でもあります。このことが自分のことを厳しくしているのもわかっています。なんとか、私にもできる方法を見つけたい。切なる願いです。

◆苦手ならばプランBを
以前の繁忙期を振り返り、前年度は対策をしていました。キャパオーバーになる前に、タスク分担をしようというもの。ほぼひとりでやっていたタスクを洗い出したら、100を超えました。この時点で、いや〜圧巻だな...でもそりゃキャパオーバーになるよねと。誰もひとりでやりなさいとは言っておらず、まさに抱え込むというやつです。見える化するって大切。タスクリストまではよいのですが、そこからいざ分担を!となると、心のハードルが現れました。お願いしますというのが怖い、断られたらどうしたらいいの?、みんな忙しいのになど。すごく居心地悪かったけれど、どうして分担するのか、それによってなにが起こるのか、目指しているゴールとともに、力を貸してほしいと伝えました。みんなが内心どう思っていたのかわかりませんが、それでもまずはやってみようと言ってくれました。

◆お願いしたらミスも出たけれど
やってみようと言ってもらい、いざスタートしてみると...あれやこれやが気になって、はじめはリマインドしていました。でも、キャパオーバーになるから分担したわけで、徐々にリマインドする余裕がなくなりました。それでも、分担したことで業務が進んでいくことを体験。私が思いもよらない新しいやり方でやってくれたり、ひとりでやるより遥かに早かったり。一方、いくつかのミスも重なりました。そのときに、大きな気づきがありました。仕事をお願いする、任せる、それは相手を信じること。進めてくれることに感謝しながら、自分の仕事に集中する。ミスがあれば、それをリカバーしたり、改善策を打てばよい。繁忙期だからこそ、工夫や効率化のアイディアも湧く。リカバーや改善策を打つだけの経験値が、自分の中に溜まっていることに気づきました。ミスが起きたときも、案外冷静でいられたし、素早く対応判断できたし、周りを安心させる言葉がけもできた。それもまた意外な気づきでした。

◆お願いしたら任せる
仕事をお願いすることが出来たなら、そのあとは任せることが大切だと思います。依頼したら終わりではなく、なにかあればリカバーするし、相談にも乗って、チームを動かしていく。いちいち指示出しではなく、信じて任せる。私自身、任されていると感じられると、創意工夫やより良い方向への相談などが湧いてきます。それが人を育てることにもつながる。仕事をお願いするのが苦手なのは、本当の意味でチームのみんなを信用出来てなかったのかな。みんなの成長機会を奪っていたかもしれない。少なくとも信用していることを、形で示せてなかったように感じました。この経験から、なんとなく次のステップが見えたような気がします。ひとりで仕事してるのではなく、みんな関わり合いながら、私自身も周りに支えてもらいながら。当たり前だけれど、なかなか当たり前ではないこと。これからもっと心地よい環境が生まれそうです。

それではまたお会いしましょう。

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