プロとはなんだろう

こんばんは。
キャリアコンサルタントの小川はる子です。

本日のテーマは
「プロとはなんだろう」にしました。

◆ずっとプロに憧れている
新卒の頃から、ずっとプロに憧れてきました。その頃に考えていたプロと今考えているプロの捉え方は違うように思います。はじめてプロはこういう人だと思ったのは、初めてキャリアカウンセリングを受けたときです。私をキャリアコンサルタントの世界に招いてくれた師匠でもある。機会に恵まれて、約２年ほどキャリアカウンセリングを定期的に受けていました。その方は、人事畑の育ちのプロフェッショナルで、キャリアコンサルタントも心理資格も持っていた。プロのカウンセリングを受ける気持ちよさ、徐々にその方の仕事ぶりや人間性に感銘を受けるように。私も、人生の軸となるような分野がほしい。その分野を学んで、根っこをつくり、大切に育てて枝葉を伸ばしたい。そんなふうに考えるようになりました。

◆キャリアコンサルタント取得のきっかけ
前述の師匠から、産業カウンセラーが向いていると言われたことがきっかけでした。この言われたとき、人の心を扱うなんて、自分が？向いている？と頭の中をごーんっと鐘が鳴りました。衝撃だったのです。そんなふうに言われたのはじめて。でも、嬉しいなくらいで終わりました。この時、未来の種を受け取ったのだと今なら思います。営業経験がありつつ、営業アシスタントをしていたので、これからのキャリアについて悩んでいました。人生の軸となるような仕事を見つけたい。それはきっと、夢中になれる何かを探していたのだと思います。そこから２年後、キャリアコンサルタント養成講座の門を叩くのでした。

◆今の私が思うプロとは
結局のところ、人間性とビジョンの在り方ではないかな？と思っています。テクニカル的なところで言えば、素晴らしい人は沢山いらっしゃる。でも、私自身がカウンセリングを受ける時、資格や経験で選んでいないと気づきました。何を見ているか、どのような方なのか、どのようなことを大切にしているのか、プロフィールの言葉から推測することが多い。自分の大切にしていることと接点がありそうか？実際、お話してみないと合う合わないはわからない。それでも、カウンセリングをお願いするときには、そういう視点で見ています。人間性と言っても、完璧な人を求めているわけではありません。人間らしいというか、正しいことだけでなく、弱くてズルくて失敗したり、恥ずかしい思いをしたり、それでもビジョンを持って、今ここにいる。そんなイメージです。

◆人生の軸となる仕事がしたい
今の私は、キャリアコンサルタントとして勤務しているわけではありません。ただ、キャリアコンサルタント資格があることは、扉を開くためのチケットになりました。キャリアコンサルタントで得た知識や過去の社会人経験を役立てて、仕事に取り組んでいるとは言えます。キャリアコンサルタントの考え方や可能性を軸にして、人と関わりながら、誰かに未来の種を渡すような仕事がしたいです。誰かのためであり、自分のためになる。それが、キャリアコンサルタントを主軸としながら、人と関わる仕事をしている実感でもあります。どんな仕事でも、成長していけるのなら、今はこの仕事で可能性を試していきたい。出来ることは、まだまだ沢山あると思うから。プロであると自負するには至りませんが、今こうして対人支援をしていることを誇りに思います。

それではまたお会いしましょう。