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薬局の店員さんにガチで怒られた話

みなさん、こんにちは。
すっかりロンドンは良い季節になりましたね〜。

最近はベルリンに行ったり、友人の結婚式で一時帰国したりと、慌ただしい日々でした。本当は3月に行ったエジプトの話もしたいのですが…旅行記をタイムリーに書ける人を本当に尊敬します。

久々に書く内容は、ただの愚痴ですw
Boots(イギリスのマツモトキヨシ的なドラッグストア)でレジのおばちゃんに怒られたという話です。


お勧め!Bootsのリサイクルシステム。

まず、Boots常連の方にお勧めしたいのが、リサイクルのシステム。

空になった容器を、予めオンラインかアプリでスキャンしておいて、
Boots店舗にある専用のボックスに、空の容器5点を投入。
すると、クーポンが発行されるので、そのクーポンを使って£10以上の買い物をすると、500ポイント(£5相当)がもらえる…というもの。
(普段の買い物だと、£10の買い物は10ポイント(£0.10相当)しか貰えない。)

貧乏性の私は、化粧品など£10以上するアイテムが必要になったら、
リサイクルシステムを使って500ポイントをゲットし、
その得たポイントで、歯磨き粉だのハンドソープだの安いアイテムを買う…という戦略をとっています。←

で、まさに本日、Boots行ったわけです。
いつもは近所の店舗に行くのですが、今日はたまたまセントラルに用があったので、中心地にある大型店舗へ。

…これから、実際に怒られるまでの経緯がダラダラ続きますが、ご容赦ください

事の始まりはトワイニング。


空の容器5点、ボックスに投入。
で、そのまま£10以上のお買い物へ。

今日は化粧品じゃなくて、シャンプーやリステリンが欲しいから、
細かいアイテムを何点か買います。

必要なアイテムをピックアップしたところ、£10まであと£2.5分足りない…!
何か丁度いいものはないか…と見渡すと、
Twiningのハーブティーがズラリと並んでいるではないか…!
『£2.5ONLY』
とデカデカと書いてある!

これ以上丁度いいものは無いだろうと気分が高揚し、
DETOX系のハーブティーをチョイス。

で、セルフチェックアウトで、
ピッ、ピッとアイテムを読み込み、
Bootsのメンバーカードとクーポンをスキャン。
そして、決済!!

すぐにポイントが反映されているのを確認すべく、レシートを印刷!

・・・ん!?!?

£10のはずが、£11.35チャージされとる…?

しかも…
ポイントが+500になってない!?

レシートをよくよく見ると、
£2.5だと思ったTwiningのハーブティーが、
レシートでは£3.85と書かれていたのです。

全然違うやないかーーーーい!w

(まぁ私も決済する前にちゃんと気づかなかったのが悪い。それは分かっているのです。完全に油断。←)

レジ近くに立っているスタッフのお兄ちゃんを引っ捕まえ、
「ねぇ、Twiningがオーバーチャージされたんだけど!」と訴え。

Twiningが陳列されている棚に、
デカデカと『£2.5ONLY』と書かれている値札を「ほら!」と指差したところ、
お兄ちゃんから衝撃的な一言が。

「Oh ...it's expired…」
(あ…この割引終わってるわ…)

うわ〜出たよ、イギリスあるある
日本だと信じられないことが、ここイギリスでは当たり前のように起こるんですよ、皆様。
ほんと、テキトー。

で、£2.5と書かれた値札は、元値の値札の上に重ねられていたと。
お兄ちゃんが£2.5の値札を取って、元値の値札を見せてくれた…と思ったら、
元値には『£2.95』と書いてある。

…???

私のレシートには£3.85と書いてある。
…よく分からんけど、割引がexpiredだろうが、無かろうが、
結局オーバーチャージされてるやないかい!!!

流石にお兄ちゃんもこれは予想外だったそうで、狼狽えている。
元値がレシートと同じ£3.85なら、「あぁ割引はもう終了だったね、残念だったね。」で終わるはずが、終わらない。

「悪いけど、下の階の有人カウンターに行って、リファンドしてもらって。」

もう面倒くさくて早くこの状況から切り抜けたいであろうお兄ちゃんに、
「あ、ごめんもう一点あって…このリサイクルのクーポン使ったから、+500ポイント貰えてるはずなんだけど、反映されてないの。」
と畳み掛ける私。

「ごめん、それも下の階で。」

もう俺にできることは何もないんだ…!
とお兄ちゃんが目で訴えてくるので、
大人しく下の階の有人Cashierへ。
よかった、一人しか並んでない!

ついに、怒られるターン。

そう待たずして、私の番。
そう、ここでようやく登場するのです。
私を叱責したマダムが。

最初はフレンドリーだったマダム。

私はまずこう切り出します。
「あのね、2点あるの。まずはこのTwining。オーバーチャージされてるから、ここでリファンドしてくれって上のお兄ちゃんに言われた。」

するとマダムはどれどれと、私が撮った£2.95のタグの写真と、
£3.85と書かれたレシートを見比べ、
リファンドの手続きをしてくれました。

マダムに、もう終わりよね?のような流れに持ちかけられたので、
「いや、もう1点あって…リサイクルのポイントが反映されてないんよ。これって、これらも全部リファンドして買い直さないとダメ?」
と聞くと、

ここでマダムが「勘弁して!」というように天を仰ぎ、
「なんで初めにまとめて言わないの!?私にたった今やったことをもう一回やれってこと!?ほら、後ろのlong queueを見て!」
怒りが爆発

You should be more considerate.」
もっと気ィ使え、アホ。)※強めの訳ですw
とまで言われる始末w

そこで私は咄嗟の反応で、
「ごめんごめん〜1つ1つsort outした方がいいと思って〜。」
とfake smileで対応。

(それに対してマダムは「No Way!!」とまだお怒りの様子。)

まぁブツブツ文句言われながらも、
結局全てリファンドしてくれました。
で、買い直しは再度上の階のセルフチェックアウトでやってくれと。
「ちゃんとクーポンをスキャンしなきゃだめよ!」

もう早よあっち行けと言わんばかりのマダムに、
再びfake smileで
「有り難う〜助かったよ〜」
と言う私はなんて良いカスタマーなんでしょう

で、私が一歩横にズレた瞬間、
マダムは「NEXT PLEASE!! So sorry for keeping you waiting.」と次のお客さんを笑顔で迎えているのでありました…。

…はい。
一言「レジのおばちゃんに怒られた」と言えば済む内容なのに、
ここまで説明するのに随分文字数を使ってしまいました。

感情はいつも後からやってくる。

やれやれ、と再度上の階に上がって、
再び£2.5相当の丁度いいものがないか物色する私。
(Twiningは料金調整が必要だから、選ぶなと言われましたw)

物色しながら、先ほどの下の階での出来事が反芻されます。
そして、ふと思ったのです。

…てか、そこまで怒んなくて良くない?w w w

と。

そりゃ私にも落ち度はありましたよ。それは認めよう。

でもさ…私最初に言ったよね?
「あのね、2点あるの。」って。

ちゃんとマダムもそれに頷いてたぞ。

しかも「Look at this long queue!!」て言われたけど、
queueなんてタイミングじゃーん!!←

私も日本では接客業やっていたので、
「お客様は神様」なんて微塵も思ってはいないです。
でも、店員に「気が使えない奴!」と怒られるお客って、
日本じゃ滅多に見られないだろうと思います。

しかし「You should be more considerate」まで言われる必要あるかぁ?と、
後になってから、ズルズルと、沸々と、
モヤァ…とした痼りが出来上がってくるのです。

そう、いっつも”後になってから”なのです。
もうその現場には戻れないくらいの距離・時間になってから、
「ああ言うべきだった。」
「Fake smileするよりは、気高に『that's so rude』とか『you don't have to say that』とか言えばよかった」
と自分が理想とする「What if」を、想像してしまうわけです。

だってさ…こっちにも落ち度はあったとはいえさ…、
あなた、それ同じこと言いますか?白人男性に。
…とかとか思っちゃうんだよね〜。

こういうとき、ドラマでよく見るような、
「咄嗟にシャープな切り返しをして、スカッとジャパン!」
みたいな展開には、(少なくとも私は)ならないんですよね…。
自分の頭の回転の遅さが悔やまれます。

スーパーポジティブに考えれば…

でもまぁ、ポジティブに考えれば、
自分の頭の回転の遅さは、不必要な争いを避けられたと。
(すごく無理矢理なポジティブ)

そりゃ、
「That's a very unnecessary remark!」とか
「I said, at the VERY beginning, there are "two” issues…remember?」とか
「I don't have any superpower so unfortunately I can't prevent people from making a long queue ...it's all about timing, right?」とかとかとか、
少しチクっと言えば、たった今自分が抱えている痼りは無かったかもしれない。

でも、自分がカウンターをすることで、
火に油を注いで、マダムの怒りが更に爆発したかもしれない。
大喧嘩に発展してしまったかもしれない。
で、もっと大きなダメージを受けていたかもしれない。

そう思うと、ヘラヘラしながらも、そこから最短時間で切り抜けられた自分は偉い!と褒めてあげたくなったのでした。

これって海外あるあるかもしれませんが、
別に日本だってどこだって、日常でもよくありますよね。
電車内で失礼な人に失礼なこと言われたとか、
職場の後輩に生意気なこと言われたとか、
上司にハラスメントに近いこと言われたとか。(これはちょっと見過ごしちゃいけないかもだけど。)

なので、似たような、
「咄嗟にシャープな切り返しできれば良かったのに。」
と悔しい出来事があった皆さん。

きっとそれで”今回は”正解なのです。
よく争いなく、その場を切り抜けられました。(拍手)

で、その残った蟠りをどうにかしたい時は、
私みたいにnoteで4,000字使って書き殴ればいいと思います。
自分の方法で、落とし込んで、消化しましょう。

ここまで読んでくださった方、有り難うございます。
では。


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