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ペルダン🇯🇎旅行蚘2日目② 䞖界遺産アムラ城

他には䜕もないたっさらな砂地に、ポツンず建぀その建物、぀たりアムラ城は、かなり目立っおいた。色自䜓はベヌゞュで萜ち着いおおり、決しお掟手な倖芳をしおいるわけではない。しかし、青空の䞋、広倧な砂地に忘れ物の様にポツンず建぀様が、䞍思議な魅力を攟っおいた。

アムラ城

盎感ですぐ思った感想が、「なんかスタヌ・りォヌズみたい」。

駐車堎に入るず、䞭型のバンが既に1台停たっおおり、ナヌロピアンの団䜓客が降りおいるのが芋えた。駐車堎からアムラ城ぞは50ほど。タクシヌの運ちゃんに、「30分、ここで埅っおいおください。」ずお願いする。しかし、運ちゃんは「」ずよく分かっおいない様子。

スマヌトフォンを䜿いGoogle翻蚳で、
「We will be back in 30 minuites.」
ず打ち蟌み、それを芋せる。こんな堎所にWiFiが通っおるはずもなく、アラビア語ぞは倉換されずに、アルファベットだけが空しく衚瀺される。
ゆっくり、「りィヌ りィル ビヌ バック むン サヌティ ミニッツ。」ず、指で「」の文字を䜜りながら䌝えるも、運ちゃんは困惑するだけである。

もしここで運ちゃんに垰られおしたったら、この䜕にも無い僻地で我々はアンマンに垰る術を無くす。䜕ずか䌝えたい。するず、運ちゃんは「これ貞しお。」ず私のスマホを取り、ナヌロピアンの団䜓客が乗っおいたバンの運転手に、その画面を芋せた。バンの運転手は、明るく「あ〜これはねぇ。」ずいう感じで運ちゃんに意味を䌝える。するず、運ちゃんも「なヌんだ、そういうこずか」ずいう感じで理解したようだった。バンのお兄さん、有り難う

笑顔で運ちゃんに芋送られ、いざアムラ城ぞ小走りで向かう。先に入っおいたナヌロピアンの団䜓客に玛れ蟌んで䞭ぞ入る。

アムラ城は、8䞖玀初頭に、りマむダ朝のカリフが酒宎や入济のために築いた離宮だ。石造りのこの城は、謁芋の間ずハマム济堎に分かれおいる。芋所は、謁芋の間ずハマムどちらにも斜されおいるフレスコ画だ。謁芋の間では、螊り子や神話の堎面、狩猟の様子などを描いたフレスコ画で圩られおいるが、济堎に関しおは、なんず裞婊のフレスコ画が芋られる。むスラム瀟䌚においお、裞婊のフレスコ画ずいうのはたいそう珍しい。

アムラ城の内郚

1000幎以䞊も前、この堎でりマむダ朝の人々は入济を楜しみにながら、䜕を談笑しおいたのか。思いを銳せる。

アムラ城内のフラスコ画。
むスラム瀟䌚においお、裞婊の画は珍しい。

フレスコ画に芋惚れおいるず、あっずいう間に時間が経っおいた。

玄束の30分たであず少しずいう所で、駐車堎ぞ戻るこずにする。

良かった、運ちゃんは埅っおいおくれた。駐車堎にいた他のドラむバヌず談笑しおいた。ペルダンの人は、こうやっお圓たり前にその堎にいる他人ず、たるでずっず前からの友達のように談笑できるからすごい。぀たり、コミュ力にめちゃくちゃ長けおいるのだ。

運ちゃんはたた笑顔で我々を出迎えおくれた。さすがに暑かったのだろう。タクシヌのドアをすべお党開にしおいた。タクシヌに乗り蟌むず、数えきれないほどのパがブンブン飛び亀っおいた。この駐車堎はかなりパが倚いらしい。しかしドアを党開にしおいないずサりナのように暑いだろうし、圌は暑さを凌ぐこずを優先させたのだろう。ドアを閉めお、冷房は付けないのかずいう疑問は眮いずいお。

タクシヌを発進させ、スピヌドをあげるず、パはどんどん窓の倖ぞ出お行った。たた玄1時間、アンマン垂内たでタクシヌに身を預ける。

たた同じ、この気持ちのいいほど䜕もない䞀本道を戻っお行く。

ずにかく䜕もない䞀本道が続くので、ボヌっず倖を眺めおいたのだ。ふず気が぀くず、運ちゃんが自撮りで動画を撮っおいた。画面を芋るず、私も映っおいる。ちょっず胃が沈むような気持ちになっおしたった。自意識過剰かもしれないが、アゞア人が珍しいずはいえ、普通に「䞀緒に写真撮ろう。」や「動画に入っおくれないか」ず聞いおくれればいいのになぁず思う。䟋えば、日本のタクシヌの運転手が倖囜人芳光客をタクシヌに乗せおいる間に、こっそり自撮りを撮っおいる ず聞くず「䜕しおんねん」ず突っ蟌みを入れたくなるず思う。結局私はカメラに映らないように、゜゜゜ず身䜓をずらしおしたった。ノリが悪くお申し蚳ないが、自分が盎感で「なんか嫌だなぁ」ず思っおしたったのだから仕方ない。


やっずこさアンマン垂内に戻っおきたのか、道が明らかに混雑し隒がしくなっおきた。運ちゃんにどこで降ろしおほしいか聞かれ、サルト行きのバスがあるバスタヌミナルをお願いした。事前に調べおおいた堎所をGoogle Mapで芋せるが、やはり案の定アラビア語の蚘茉がないため、䜕ずなくの䜍眮情報で把握しおもらう。運ちゃんは「OK、OK」ず把握したようだった。

するず、ハむりェむで「ここで道を曲がっお降りお行かなければならないのでは」ず思わしき堎所で、運ちゃんは勢い良くそこを通過しおいった。「あれ 」ず疑問に思い぀぀も、道が把握しづらい。しかしGoogle Mapを芋るず、やっぱり着実にバス停から遠ざかっおいる気がする。「倚分通りすぎちゃったから、戻れる」ず聞くず、運ちゃんはここで降ろしおくれず勘違いしたのか、もう暫く進んだ堎所で車を停めた。Google Mapをもう䞀床芋せる。「ここに行きたいんだけど 。」しかし運ちゃんは笑顔で、ここだよずゞェスチャヌする。 たぁ確かに道の向かい偎に、芳光バスのような倧型バスが停たっおいる駐車堎が芋える。
運ちゃんの今たでにない自信の挲る様から、ここで降りるこずにした。玄束したJODを払い、お瀌を蚀い、タクシヌを出た。運ちゃんは最埌たで笑顔だった。
 そういえば、ドリンク代は最埌たで請求されなかった。シュクラン 

さお。倧通りを枡り、その駐車堎ず思わしき堎所をグルグル芋お回るも、乗り合いバスのようなものは党く芋぀けられない。 ずいうか、人が党然いないので、誰かに聞きたくおも聞けない。少なくずも、ここは我々が目指しおいたバスタヌミナルではなさそうだ。隣には、芳光スポットであるRoman Theatreず思わしきものがあった。 もしかしお、運ちゃんは我々がこれを芋たいず勘違いしたのだろうか。Roman Theatreも玠敵なのだが、今日の残りの目的はあくたでサルトなので、なるべく早くサルトぞ向かっおしたいたかった。

↑東偎にあるバス停に連れおいっお欲しかったのだが、ロヌマ劇堎の偎たで連れおかれおしたった 

元々行こうずしおいたバス停ぞは、埒歩だず30分はかかりそうだ。うヌん、困った。

そこでタむミングよく、タクシヌがやっおくるではないか。
思わず、手をあげた。今床の運ちゃんは20〜30代くらいの若めのお兄ちゃんだ。駄目元で3JODで乗せおくれないか頌むも、玉砕。結局、タクシヌにしおは近すぎる距離だが、5JODで乗せおくれた。この距離でこの倀段は高めだが、仕方が無い。運ちゃんに払うべきだったドリンク代ず思えば 。

5分もしない内にバス停に着くず、空枯からアンマンの移動で乗ったのず同じようなサむズのミニバンが倧量に䞊んでいた。 うん、絶察にここだね。益々、最初の運ちゃんがなぜここに降ろしおくれなかったのか䞍思議だ。結局それは、今回の旅行の最倧の謎のたたである。

さぁいよいよサルトぞ。

その③ぞ続きたす。

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか