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人に嫌われたって、本を読む人生の方がずっと良い|日記(4/22-4/24)

4月22日(月)
雨の月曜日。花粉で喉が痒い。タオルケットで寝たら少し寒かったから、今夜はうす掛け布団をセットしよう。起動しかけの身体にぴったりな星野源のラジオを聴きつつ出勤。星野源の身体が弱いところや、いつまでも優しさを忘れないところが好き。昨晩、「投稿したnoteのいいね数を何回も確認してしまうから、結局SNSと同じになっている」と夫が言っていて深く頷いた。私も最近スマホから離れようとしていたものの、noteの確認回数が減らなかった。PCで代用できるアプリは消して、二人でスマホ時間を削減することに。とりあえず何日か試してみる。出勤すると、今週末で退職する旨がみんなに伝えられた。全員が同じ作業をしており引き継ぎがないため、割と直前のお知らせで問題はなかった。「辞めるの?」と度々驚かれる。会話は成り行きに任せながらも、あまり個人的なことは話しすぎないよう気をつけた。駆け寄ってくれる人の中には「もしかして、おめでた?」「お家に入るの?」などと聞く人もいて、なるほどそういう考えもあるのかとびっくりした。今日はいつもより仕事の時間経過があっという間。休み時間に『おいしいごはんが食べられますように』を読んだ。かわいい表紙とは裏腹に毒々しい内容で、面白い。お昼を食べた後、胃が気持ち悪くなる。多分、食後すぐチョコ食べたからだ。ただの食べ過ぎだから、パニックにならないでOKと思っていたら治った。週末のデート楽しかったなと思いながら作業。花粉で痒い喉をやり過ごしながら帰る。今夜はパプリカとアスパラ、トマトを使った副菜とハンバーグ。カネコアヤノを聴きながら料理をしていたら、途中で帰ってきた夫が『タオルケットは穏やかな』を口ずさむ。ふるさと納税のハンバーグが美味しすぎて、今年も頼もうと心に誓った。食後はNetflixで『ラブデッドライン』の続きを観る。恋愛リアリティショーは、ああだこうだ言いながら二人で観るのが楽しい。読書の続きをしてから就寝しようとすると、夫が隣に来た。「僕、邪魔じゃない?」と言いながら甘えてくる。私は寝る直前になるとつい一人モードになってしまうから、気をつけたい。

カラフルな食卓

4月23日(火)
口の中に何かが挟まっている気がするが、何度歯を磨いても取れない。とりあえず、今日も星野源のラジオを聴きながら出勤。睡眠が足りないのか、歩きながら寝そうになる。仕事をしていると、たまに本の話をしてくれる気さくな先輩に話しかけられた。これが最後の挨拶になるかもと思って「たくさん話せて嬉しかったです。」と伝えると、「むしろ全然話せなくてごめんなさいね。いつも本読んでるから、邪魔しちゃ悪いかと思って。」と言われた。前の職場でもそうだったけど、私にとってたくさん話せたと思える時、相手にとっては"それほど話せなかった"と思われることが多い。世間話的コミュニケーションが苦手で、休憩時間はいつも逃げるように本を読んでしまう。中学生の時からずっとそう。あの頃も授業の合間の10分休みに何を話せばいいのかわからなくて、一人で本を読んでいた。気を取り直して、退職手続きをしに総務課に行く。GWを挟む関係で、思ったより必要書類をもらうのが遅くなりそうなことがわかった。その書類がないと、扶養に入る手続きができない。保険証のない期間ができてしまうため休み時間にネットで調べてみたが、色々なパターンが見受けられた。自分の中で整理して、今夜夫に相談しようと思う。休憩に入ろうとする時、この職場で一番優しいと思っていた人に、そこにいない人の嫌味を言われる。辞める前にやばい一面を見てしまったなと思う。さらに午後には、噂好きの人に「辞めて事務の仕事するんだって?こんなに楽なのにもったいない。」とニヤニヤしながら話しかけられる。どうやら、他の人との会話を盗み聞きしていたらしい。適当にそうですね〜と返す。「まぁ若い子にとってはつまらないかもしれないし、この業務内容だと次に繋がらないか。」と言われた時もそうですね〜返す。頭を働かせずに返事をしていたら、図らずも嫌味みたいになってしまってちょっと面白くなった。今日は人疲れしてしまったが、『おいしいご飯が食べられますように』を読んでいると腹黒い人にも共感できる部分があり、今日みたいな出来事も創作に繋がるんだと思える。帰宅途中、カメラロールを見ると見覚えのない写真が。今朝寝ぼけてカメラを起動してしまったらしい。ブレた被写体が寝ぼけ眼を表しているみたいで、めちゃくちゃいい写真じゃんと思う。昨日夫から鶏肉が食べたいとリクエストがあったので、晩ご飯に鶏肉と野菜の塩麹炒めを作った。よく母が塩麹を使っていて、私もいつか使いたいなと思っていたのだ。鶏ガラを加えたら、しっかりパンチのある味になった。帰宅した夫はなんだか元気だなと思ったら、今日会社であったいい出来事を話してくれた。今週の金曜日はお祝いも兼ねて、二人で宅配で好きなものを食べようと思う。改めて、夫は本当に生き生きと仕事をしているなと思い、「私にもバリバリ働いてほしい?」と聞いてみる。「そうすると君は余裕がなくなって黙るか、冷たくなるかするでしょ。バリバリ働くより今くらいの働き方があっているんじゃないかな。」と言ってくれた。さすが、よくわかっている。食後は今日も『ラブデッドライン』を観る。従来のリアリティ番組と違い、突然男性側の旅が終了するのでハラハラする。途中で切り上げてお風呂に入る。本の続きを読みながら、いつの間にか寝ていた。

気付かぬうちに撮れていた写真

4月24日(水)
休みなので7時に起床。この時間には準備を終えているはずの夫が隣で寝ていたので、慌てて起こす。「まじか!」と言って急いで準備する夫。急いでいるはずなのに、すれ違うたびに私にタッチしてくるのが可愛い。「今日はゆっくりしてね」と言ってくれた彼の言葉に甘えて、二度寝をする。10時半くらいまで寝て、ベッドで『おいしいご飯が食べられますように』を読了する。美味しいものを選び、食べることの暴力性と人間の裏側を見事に描いており、かなり面白かった。著者の高瀬隼子さんについて調べると、他の作品にも興味が湧いてきた。図書館で予約する。関係ないけど、自分がなりたいと思っていた髪型の雰囲気が、まさに高瀬さんの髪型だったので参考にする。朝ご飯に昨日スーパーで買ったドーナツを食べ(最近ドーナツに目がない)、身支度と家事を済ませる。外に出ると雨が降っていた。駅で本を返却した後、退職時に渡すお菓子を購入する。味のバリエーションもあってそれほど高くもない、ちょうどいいものを見つけた。用事を済ませた後、低気圧の影響を少々感じたものの気分転換にベローチェへ向かう。クーポンを使ってナポリタンを注文。前回食べてから、その魅力に取り憑かれてしまった。ご飯を食べた後は、紅茶を飲みつつnoteを読んだり書いたりした。スマホのアプリを消してから久しぶりに見ると、フォロワーさんが増えていた。この日記を読んでくれている方々、本当にありがとう。さらに、フォローしている人の記事が沢山更新されていたので、一つずつ読む。仕事の日にPCを開く気になれなかったが、スマホ時間は順調に一日一時間台に抑えられることも増えてきたので、これがちょうどいいかも。何より、読書の時間が増えたのが嬉しい。引き続き、続けてみよう。今夜は、晩ご飯に具沢山豚汁を作る予定だ。

完璧な雨の水曜日の過ごし方

〈今回の気付き〉
・スマホからアプリを減らすと読書時間が増える
・余裕のある時に、PCでnoteやYouTubeを観る
・人は多面的にできている
・うまくいかないことは創作に活きる
・体調の異変には焦らないで、時間を置きながら対処する
・高瀬隼子さんの本をもっと読んでみたい

〈火曜日に思い出した言葉〉

たとえ不幸せになったって、人に嫌われたって、
本を読まないよりは本を読む人生の方がずっと良いです。

『村上さんのところ』村上春樹

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