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散文。というよりほとんど死

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2019年12月の記事一覧

隠れん坊と鬼ごっこ、その距離。

鬼ごっこの国で育った。
けれどもぼくは隠れん坊が得意だった。
鬼ごっこと隠れん坊の距離は。
埋まらない隔たりは。

何が正義かは置いといて、いちばん強くなれさえすればよかったのにと思う。
四半世紀ものあいだ、この小惑星は流れの中を隠れて漂っていた。
太陽系は正しく流れる。
けれどもぼくは隠れん坊が得意だった。

第一走者になれさえすればよかったのにと思う。
じゃんけんが強ければよかったのにと思う。

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自分の好きなところ100個書く

結局、好きなところなんて一つもないところ。

結局、好きなところなんて一つもないところ。

結局、好きなところなんて一つもないところ。

結局、好きなところなんて一つもないところ。

結局、好きなところなんて一つもないところ。

結局、好きなところなんて一つもないところ。

結局、好きなところなんて一つもないところ。

結局、好きなところなんて一つもないところ。

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夜、オーケストラ、インマイルーム。

翌7時まで徹夜した。その時のことについて。

テレビがずっと鳴っている。我が家ではそう。
人が眠っている数時間以外はずっと、朝昼晩。
オフタイマーにちょっとだけ憧れてしまった。
残り10分、5分、、4、3、2、1、就寝。
てな具合で寝れたらどんだけ楽か。嫌だ嫌だ。

てかテレビって、テレビの中の人たちってさ。
いつ寝てんの。とか思うけど、それはきっと、
ローテンションして、入れ替わって、まるで、

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この生きたくなさを見過ごすには

どうしたらいいか。

例えるなら低反発まくらの海に沈んでいく、ようなこの毎日。
もがくほど沈むわけでもなく、もがいても何にもならない。

ツイッターをやめてみたい。
もう最近の、ニュースとか、レイプとかミサイルとか、何もみたくない。
それでも、愛する人たちがどんどん拡散してくる。
なんだろ。
たかが500人程度の発信するつぶやきを、ぼくは世界だと思っていること、そのことの喜劇的さたるや。

人生な

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