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バイリンガルって二重人格

こんにちは。じょんです。9月になったらちょっと涼しくなってきましたね。台風の季節。今年は大災害にならないことを祈るのみです。

早速ですが、今日は、バイリンガルの頭の中がどうなっているかについて書いてみたいと思います。あくまで僕個人の体験談なのですが、他にもこんな風に感じている人がいるのか、聞いてみたいな。

バイリンガルは、2つの言語(僕の場合は日本語と英語)を自由に操れます。ペラペラ。僕の場合は、境遇の産物というか、親に連れられてアメリカに引っ越して英語を学んだので、とてもラッキーでした。(それなりに努力はしたけどな!)

さて、バイリンガルって実は、日本語を話しているときは日本語で考えているし、英語を話しているときは英語で考えているんです。

そして、日本語で考えているときの人格って、英語で考えているときの人格とちょっと違うんです。僕の場合は、日本語だとめちゃくちゃ人見知りで、どんなことも一度考えてからじゃないと話せないタイプ。考え込んじゃうから世間話とかもちょっと苦手だったりするし、会話が終わってから振り返って「あ、あのときこう言えばよかった…」なんてこともよくあります。

でも、英語で考えているときは、もっと外向的。日本語だとちょっと陰キャなのが英語だとめっちゃ陽キャになる。思ったことをストレートに言えるし、初めて会う人とお話しするのも大好きです。

どちらの自分もわりと好きではあるんですが、どうしてこんなに変わるんだろう、と思って、ちょっと考えてみました。

どうして二重人格になるのか

うーん、専門的なことは詳しくないですが、きっと、言語の性質の違いなんでしょうね。

日本語って婉曲な表現を好むし、英語にはあまり馴染みのない「敬語」という大きな概念がある。誰かに対する言葉を紡ぐときには、必ず相手との関係性を考慮して、敬語で話すべきなのか、どういったニュアンスにすべきなのかを自然と考えている。すると、それに引っ張られて、思考そのものも婉曲的になりがちなんだと思います。

逆に、英語は簡潔さ、わかりやすさが求められ、ストレートな表現になりやすい。日本語ではとかく省略されがちな主語(Iまたはwe)が必ず入るので、日本語よりも「自分」に意識を向けやすくなる。言語の性質上、自分に意識が向きやすいから、思考も我が強くなりやすい。

英語を使うと人見知りじゃなくなるのはどうしてだろう。敬語を使わずにフレンドリーに会話をスタートできるから、日本語よりも相手との距離が近い状態で始められるのかなあ。

でも、他にも理由があるような気がする。日本語だと、「もし嫌われたらどうしよう」みたいな心配が頭に付きまとうけど、英語だとそれが全くない。過去の体験と結びついているのかなあ。思い返してみても、英語で知り合った人に、「初対面で嫌われた」みたいな記憶がないから、英語で話せば相手は自分を気に入ってくれる、という自信がついているのかもしれない。

ちょっと考えて思いついたのはこのぐらいだけど、他にも理由があるんだろうか。気になる。

二重人格の強みを生かすには

常々思うのは、日本語の人格で英語を話したり、英語の人格で日本語をしゃべったりできないだろうか、ということ。英語で話すときだって、日本人的な婉曲さをもって接したほうが相手に受け入れられやすいこともあるだろうし、日本語で会話するにしても、英語の時のフレンドリーな性格のほうが楽しいかもしれない。

今のところ、これをなんとかやろうとすると、日本語で考えて、英語に訳してしゃべる、ということしかできない。でも、それだと会話にめっちゃ時間がかかってしまいあまり現実的でない。

英語の人格を保ったまま日本語で考えるのはすごく難しくて、(英語の時の)陽キャの自分もいるのに、と思いながら、(日本語の時の)陰キャの自分に戻ってしまう。

まあ、意図的に変えることは難しくても、普段とちょっと違う自分もいるんだよ、って覚えておくだけでも、意識的にちょっと言動を変えることはできるのかなぁ。

他の言語ってどうなんだろう

僕は日本語と英語しかできないから、人格も二つ。だけど、もっと色んな言語を話せたら、また別の人格が出てくるのだろうか。

中国語の自分。タイ語の自分。フランス語の自分。スワヒリ語の自分。

それぞれの言語特有の文化があって、その文化に沿った人格が形成されるのだろう。どんな自分になれるのか、想像もできないけど。

ちょっと勉強したぐらいじゃその言語で考えられるまでにはならないし、僕はきっと他の言語をマスターすることはない気もするけど。


と、ここまで書いたところでふと思い立って調べてみたら、『バイリンガルは二重人格』なんて本が出ている。読んでないけど。

はたまた、こんな記事もありました。読んでないけど。

やっぱり、バイリンガルって二重人格なんですね。

最後までお読みくださりどうもありがとうございました。軽~い気持ちで始めてみたけど、いつまで続くのやら。でも、応援していただけるとすぐに調子に乗るタイプなので、励ましのお便りお待ちしています。