カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話 ☆5


 印象深かった4つのお品書きを自分勝手に要約していきます。

 1."過程"と"結果“どっち?
 「過程も大切だ!」というのには一理ありますが、実は自分が消費者の側に立って考えれば、すぐにわかる話なのです。
 例えば、飲食店でご飯を食べていた時に、飲食の中に虫が入っていました。
 クレームを入れようと店員を呼んで説明したところ。
 「確かに虫は入っていましたが、頑張って作りました」などと言われたらどうでしょう?
 多分、普通の客であれば逆鱗に触れること間違いなしです。
 ですが、いざ自分が会社で働くとなった場合に、
 「結果は振るいませんでしたが、頑張りました」
ではあまりにも虫が良すぎると思いませんか?
 そう、私たちは労働者であり、消費者でもあるのです。
 消費者として企業に"結果"をもとめるのであれば、労働者としても"結果"を追うべきなのです。

 2.ワークライフバランスを疑ってみる
 現在一流と尊ばれている人、活躍している人が若い頃にワークライフバランスを考えていたと思いますか?
 そんなはずありません。死ぬ気で働いて、がむしゃらに努力したから"今"があるはずです。
 ワークライフバランスを声高に掲げて、細切れの時間を使って習得できることなんて高が知れてます。
 「一極集中」この言葉を胸に日々、研鑽していきたいと切に感じました。
 3.成功は"LUCK"のおかげ?
 身近な人から会ったことのない有名人まで、誰かが上手くいくたびに「あいつは運(LUCK)が良かった」とくだを巻いてはいないでしょうか?
 確かに、運もあります。ですが、準備や心理的盲点(ストコーマ)を無くすといったことをしなければ、"チャンスに気づくこと"はできません。
 本当のLUCKとは、「Learning Under Correct knowledge」つまり、「正しい知識に基づいて学ぶ」ことをいうのです。
 正しい知識で学ぶ量が多ければ多いほど、その人は運の良い人ということになるのです。
 4. 最後に1mm踏ん張れるか
 頭を使わなくとも時間をかければできるタスクを終わらせて「今日は頑張ったから、もういいや」
 この気持ち痛いほど分かります。
 ですが、その作業を終わらせただけでは実は1円も稼げていないのです。
 次の仕事のリストアップ、身の回りの片付けetc.
 ここでやめてしまえば"ゼロ"になってしまうのです。
 「あと、1mmだけ」という気持ちがあれば、慣性の法則で、1cm、10cm、1mと進んでいくものです。
 この意識一つで、結果に大きな差がつくのです。
 +α積み上げる力
 本書では一貫して結果を重視するよう書かれていました。しかし、積み上げる力の大切さも念押しして書かれていました。
 資本主義の日本では、商品そのものの価値で価格が決まると考えられがちですが、実はもう一つ考慮される要素があるのです。
 それが、積み上げです。
 レトルト商品であれば、「・その商品の原材料・パッケージのデザイン料・商品開発費・入れ物に詰めて、封を閉じる労力・お店まで運ぶ労力・その商売を維持するためのランニングコスト」
 これらの積み上げを指標に商品の価格の相場が決まるのです。
 いくらお客さんにメリットがあるからといって、大量生産されてるボールペンが10万円を超えたり、都内のマンションが1万円より安くなることは考えられません。
 これは人にも当てはまります。
 医者や弁護士が高級取りなのも、「その資格を取る労力がかかったため、それを考慮します」というなのです。
 逆にカイジが高い給料で雇ってもらえないのは、相手からして積み上げていないために高い評価を下せないということなのです。
 快楽の"快"と"楽"を分けて考えましょう。
 "快"は物事をやり遂げた達成感・充実感からくるもの。
 "楽"は退廃に繋がるようなすぐに無くなってしまう至福です。

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