見出し画像

アトピー・肌荒れで体中が痒い

最初は汗疹かな、と思っていたけど、数ヶ月後には体中が痒くなり、遂には帰宅して服を脱いで掻くと体から出たフケが雪のように床に積もる..という本当に辛い経験をした。治ってきたので顛末を共有しよう。

汗疹?

山梨に移住した2018年の夏、汗疹のような症状が全身に広がり、とくに風呂上がりに痒みを感じるようになる。その後、上述のように体からフケが落ちるくらいに悪化。痒みと体のフケがどうにも気になる毎日。

そうこうしているうち、2019年末には頭皮のフケも酷くなる。上着を着て数時間もすると、スーツの肩に雪が積もったようにフケが落ちる状況になった。顔も肌荒れが酷く、調子の悪い日は、剥がれた皮膚で白い髭が生えてるようにみえる状態。

ステロイド

皮膚科では、主に保湿剤とステロイド系の塗布薬が処方される。医師には「一生治らないからうまく付き合っていくことが大事」と言われ、原因を聞くと「原因は何であれ対処は同じ」という解説。マジか..。

自分では、乾燥やハウスダストが良くないと考えて、2020年1月に五万円の高価格かつ高性能であって欲しい加湿空気清浄機を購入・使用。

しかし、よくならない..。

原因は真菌

転機は2020年夏の定期健康診断。ダメもとで相談した看護師に「医者を変えてみるのも方法ですよ」というアドバイスをもらう。

そこで、評判を調べて別の皮膚科医院に行ってみると「菌が原因かもしれない」という見解で、ステロイド系の塗布薬に加えて、真菌用の塗布薬と、ビタミンの内服薬を処方された。

真菌(カビ)。これが原因のひとつだったようだ。ほどなくして症状が改善していった。アレルギー物質を調べる血液検査では、もともと花粉症なのでスギ花粉が反応した他、注意が必要なアレルギー物質としてマラセチア菌などが示された。花粉以外は気にしてなかったが、ずいぶんアレルギー反応の原因となる物質を抱えているようだ。

現在は、定期的に通院して薬も処方してもらっているものの、かつてのような痒みや肌荒れの症状はとても改善した。

現在の処方薬

現在は、飲み薬として、ビタミンHが含まれているビオチン散と、抗ヒスタミン薬で炎症やアレルギーに作用するデザレックス錠を服用している。

また、頭皮用の塗り薬として、真菌による感染症を治療するためのケトコナゾールローションと、ステロイド系の抗炎症薬のローション、体用の塗り薬として、抗炎症薬と真菌による感染症を治療する薬を混合したものを処方してもらっている。

酷かった頃に比べるとまさに雲泥の差で、治療法の重要さに気づかされる経験となった。同様の悩みを抱えている場合、相談先を代えてみることをおすすめしたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?