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モップを洗うバケツのようなバスタブの話

最近このnoteを通して東京に住まないことを信条としている神奈川県在住の方を知った。
おそらく理由は村上春樹さんが大昔に書いておられたことと一緒で「モップ洗うバケツほどの大きさのバスタブを備えたスペースに何十万も払うってどうよ」ということだと思う。(村上春樹さんはその時確か、原宿近くのワンルームマンションのことを書いておられたように記憶している。)

もちろん東京都下だってあるし、東京も広いから、すべてのバスタブがモップを洗うバケツじゃないですよ。上記は象徴です。

自分はそもそも何で町田市に今住んでいるかと言うと、父の事業の失敗で世田谷区等々力(とどろき)を追われた母が玉川学園付近に安住の地を見つけたからなのだが、その時の彼女の信条は「東京に住みたい」だった。で、自分と詩人は、2012年に帰国した際、本当は最初からもっと都心に住みたかったのだが、段ボール100箱の本を収めるスペースに住む金銭的余裕がないのと、母のそばに住めばまぁ母もうれしかろうと、町田市にしたのである。

でも今後RSI(遠隔同通)システムが普及すれば、世界のどこにでも住めるではないか、という気になる。早々とオランダに引っ越した同業者は賢い。

さて町田市、良いですよ。何より緑が多い。って、この話になると「家の前の雑木林がね、全部切り倒されて今、44戸の家が建とうとしているんです」と、ひきつった笑いを浮かべたのち、号泣する自分がいるので触れないことにする。でも町田、ほんといいですよ。
犬の散歩の途中、近隣の無人スタンドで無農薬野菜が買えます…。これも最近になって「防犯カメラで白髪の70代ほどの女性と、灰色の帽子と眼鏡をかけた年配の男性が野菜を盗んだ様子が映っていましたので、警察に通報しました」なんて張り紙があって・・・号泣はしないけれど、悲しいよね。

とにかく!
どこに住もうが実質的なことがしたいよねって話だ。

本当は人生最期の最後までサリー2枚だけを所有し、石のベッドで寝ていたマザーテレサのようになりたい。

今日は自分少し実質的なことをしたのですが、右手のした良いことを左手に知らせないが信条なので、別の機会に話すね。

安倍首相が辞められる。はい。

夜風雅で、地元のプードルちゃん二匹と会う。ウチの子が神戸牛ステーキを少~し貰っているのを見て自分のオーナーを見上げ「今の見た見た?」と訴えていたがオーナーさんは仕事の話で忙しそうでした。

昼:anea café 白金
犬は横をお客さんが通るたびにその顔を見上げ、地面にぺたりと腹を当てたまま、尻尾の筋肉をもごもごと動かす。でも誰も相手にしてくれないので、傷付いた様子だった。車の中で良い子だったね、とほめてあげる。
夜:Fuga Dining 食べ終わって歩いていたらコーヒー222の経営者の若い男性と出会う。犬をとても可愛がってくれる。犬は、「222さん!」と走り寄る。犬がいるので生活は実質的。

* 今日はy18さんの作品をお借りしました。