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センセイを捨ててみる。

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行き詰まる学校教育を変えるための、最適解。 それは、現場にいるセンセイが、センセイを捨てること。 今こそ、アンラーンする時です。 気軽に、ちょっとしたことから始めましょうか。
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2024年2月の記事一覧

手段は合ってる。目的を忘れた。 #センセイを捨ててみる。

①私たち教師は、生徒を助けるために存在する。 ②よって、生徒と信頼関係をいかに築くかがカギになる。 ③教師と生徒との信頼関係の構築が最優先事項であり、それ以外の目的や手段は二番手以下に位置する。 ですが今は、「教師の存在意義」と「教育を成立させるための最優先事項」がおかしくなっているんです。 そういえば、 ここ何年も「生徒の助けになれた自分」を、感じていません。 生徒に学校のルールを守らせたり、 生徒の成績に見合った進学先を勧めたり、 保護者の意向を受けて生徒に働き

教育の守備範囲 #センセイを捨ててみる。

「政治家は、教育のことなどわからない。」 そんなことはない。 教育者から政治家に転身した例は少なくない。 教育の重要性を痛感し、自らの政治理念に据える政治家だっているだろう。 問題は「画一化を指向すること」だ。 ”みんな一緒”が「公平」で「平等」だと思い込んでいたり、 ”例外を許容できない”といった偏狭さが、本来の教育の行く手を阻む。 70億人、すべてが違う人間だ。 いや、100人でもいい。すべてが異なる。 「あの人」が例外なら、自動的に「あなた」も例外だ。 何より重

あなたがやるんだ #ライフにマストなワードをマンガで

教師たちへ ✔生徒を成功させる前に、まず教師自らが成功しろ ✔勤務時間の7割は、生徒と仕事をラクにすることを考えろ ✔社会の当り前を学校に導入しろ ✔些末なルールを捨てて本質を追求しろ ✔朝令暮改で構わない ✔60点の出来でいいから今すぐ始めろ ✔生徒の成長だけを見ろ ✔仕事の8割を自己裁量で行え ✔汎用性の高いスキルを身につけろ ✔在職中からセカンドキャリアに着手しろ ✔継続的に自分の考えを発信しろ ✔その他大勢とは逆の方向へ動け ✔仕事は勤務時間内で終わらせろ ✔仕事と

ひと月に1回でいいから #センセイの残り時間

「残り時間」は私にとっての懸案。 なので、ふとした瞬間に表に出てきて、私を刺激します。 ヤツは昨日も姿を現しました。手ごわいヤツです。 ヤツは寂しがり屋というか自己顕示欲が強いというか、いつも「オレを忘れてない? 思い出してよ~」と声をかけてきます。 ・・・仕方がないので、ヤツに思いを馳せてみることに。 人生の「残り時間」を意識すると、たぶんこんなふうに変わります。 ①感謝の気持ちがあふれる 今までの当り前が、そうじゃなかったことに気がつくはずです。 家事全般を妻に

大事なのはプロセスでしょ? #センセイも考えてみた。

「性」に関しては、「教育」と「トレーニング」はかなり明確に区別されています。「知識」は必要だけど、「実技」は行き過ぎだよね、ということです。 文科省が性暴力防止を目指して始めた教育プログラム「生命(いのち)の安全教育」が2024年度から全面実施になりました。では、現状はどうでしょうか? ここで、「はどめ規定」という問題が出てきます。 「受精に至る過程」や「妊娠の経過」は小中では取り扱わないというものです。 (一社)「”人間と性”教育研究協議会」代表幹事の水野哲夫氏は、

病める時も健やかなるときも #センセイを見直してみる。

これって、人生の真実ですよね。 波に乗っている時、追い風の時は周囲にやさしく、寛容になれる。 その逆も然りで、時化ている時、向かい風の時はピリピリ、ギスギス。 些細なことで腹を立てたり凹んだりしてしまう。 教師は、 苦しい時も「いい人」であることが求められます。 たとえ「いい人」までいかなくても、平静を装う必要が。 目の前にいる子どもたちに、喜怒哀楽をそのまま露出させることはできません。 同時に教師には、 トラブルだらけの海原を、日々乗り切っていくタフさが求められま

noteがインスパイアしてくれること #センセイを捨ててみる。

noteから「お祝いバッジ」が届きました。 「note継続5周年おめでとう!!」のお知らせです。 私はいい歳をした大人ですが、 「金バッジ」をもらえば、嬉しくなります。 私はこのnoteの「表彰システム」を とても高く評価しています。 ・投稿すれば、褒めてもらえる。 ・投稿しなくても、時間が経てば褒めてもらえる。 ・誰かが反応してくれれば、褒めてもらえる。 ・誰も反応しなくても、noteが「おめでとう!」と言ってくれる。 だから、「今日もやってみようかな」と

One of これから社会へ出る生徒たちに贈りたい言葉 #センセイらしく言ってみる。

経験者ではありませんし、 身近にそういう例も知りませんが、 全肯定します。 同書の「婚活パーティーで知り合った詐欺師」というエピソードからの抜粋なんですが、「こんなやり口で騙される人もいるんだ・・・」と、しみじみ考えさせられました。 これから社会へ巣立つ生徒へ。 「恋は盲目」って言うよね。確かにその通りだ。 だが、よく聞いてほしい。 君に「お金を貸してほしい」と懇願する人間を「恋人」とは呼ばないのよ。 〇NPO法人共育の杜メルマガ 【教師のキャリアは俯瞰力が9割】