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#17.学習中のパニックを起こす子どもたち、適切な対応とは。

学習中にパニックを起こしてしまう子どもって少なくないですよね。

そんな時どうしてますか?

まず何よりも大切なのが大人側がパニックにならないことです。大人側のパニックを子どもは敏感に感じとります。どうすれば良いかわからない時ほど、一度落ち着いて行動しましょう。

では落ち着いたとして、どのように対処すれば良いのか。

ここでは3つ、紹介いたします。

(1)異なる環境を作る
その子がパニックに陥った環境と異なる環境を作りましょう。
例えば机とイスを取り除いてしまったり、大部屋から個室へ移動したり、隣と仕切りで区切ったり。環境が変わるだけで気持ちが落ち着くことは多いです。
またパニックに陥った環境に何か原因があることもあります。その原因を考えてみると、対処がしやすくなります。
実は個室の方がやりやすかったり、机上ではなく床で行う方が集中できたりなど、その子にあった環境を用意できると、次のパニックを防ぐことができます。

(2)見通しを立てる
見通しをが立たないとパニックを起こす子はとても多いです。
逆に見通しさえ立てば落ち着くということです。これは簡単で、今日行うことを可視化してあげれば良いです。紙に書いてもいいし、学校であれば板書しておいてもいいです。
とにかく、この時間で自分が何をするのかがわかれば安心できるのです。

(3)失敗体験を無くす
こちらも多いです。わからない問題や、難しい問題に直面するとパニックになる子。
こういった子は「自分はできない」「ダメなんだ」と自己肯定感が低いことが多いです。こういう時はエラーレスラーニングを行い、まず自己肯定感を上げることから始めると良いです。
エラーレスラーニングとはその名の通り、失敗のない学習です。現レベルで必ず解くことができる問題を行い、成功体験を積みます。
成功体験を積み自己肯定感が上がると、多少失敗したりわからない問題に直面したりしてもパニックを起こさずに挑戦することができるようになります。
もうすでに解くことのできる問題は取り組ませても意味がないと感じる人が多いです。しかし成功体験を積み自己肯定感を上げるという効果もあるので、その子に応じて行ってみてください。



さて、簡単にですが以上3つの対処法を紹介しました。大切なのは、子どもたちもパニックを起こしたくて起こしてるわけでは無いということを知っておくことです。
その子に応じて様々な対処法があると思いますが、一例として参考にしてみてください。


最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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