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南カリフォルニア大学で作業療法を学ぶ part1

こんにちは。作業療法士の野田です。

2018年7月2日から、
南カリフォルニア大学でSummer Occupational Therapy Immersion (SOTI)
というサマープログラムに参加しています!
今日は現地時間で7/10、第2週に突入しております。

日本で働く作業療法士さんの中には、アメリカでの作業療法に興味を持つ方も多いかと思います。しかし、海外の状況については情報が少なく、かつ自分で調べるにはかなりのエネルギーが必要です。また、留学に行きたいけど何から手をつけていいのかわからない、という方も中にはいるかもしれません。

SOTIは1ヶ月間のプログラムなので、時間とお金と勇気は要りますが!
とても面白いプログラムなので、少しずつ皆さんにシェアしたいと思います。
プログラムへの参加に興味のある方や、アメリカでの留学や就労に興味がある方にとって有益な情報になれば幸いです。


Overview

SOTIは世界各国からアメリカで働きたい / アメリカで勉強したい作業療法関連の人達が集まるプログラムです。今回は参加者とスタッフ合わせて約20ヶ国の人々が集結しており、大変ダイバーシティの高い毎日となっております。

スタッフ、参加者ともに優しくて、とてもOTらしい雰囲気で楽しいです。
特に、プログラムの総括はDannyという素晴らしいOTD / Associate Professorが担当していて、彼の尽力のおかげでかなり快適に過ごせています。学生全員の日誌を1週間ごとにチェックしてコメントしてくれたり、初日からみんなの名前を覚えて声掛けしてくれたりと、気配りがすごいです。

また、他のスタッフは主にUSCの学生さんです。ほとんどが留学で大学院からアメリカに来ている人達なので、色々相談しやすいと思います。
想像以上にアジアからの留学生が多く、母国で免許を取得したのちにUSCの修士を1年間で修了し、アメリカでのOT免許を取得しようと考えているようです。

7/4 参加者みんなで。アメリカ独立記念日のパーティー @USC Village


プログラムの内容としては、USCの先生方による講義や施設訪問が組み込まれており、LAでの作業療法の現状や、本学得意の感覚統合・作業科学などについて学ぶことができます。毎日様々な予定が組み込まれていて充実度は高いです。

休日はみんなで野球観戦やコンサート、ショッピングなどロサンゼルスを堪能できます。各々いろいろな場所に出かけているようですが、先週末はマエケンと大谷くんの試合を生で観戦してきました!
LAは毎日何かしらのイベントがある街なので、娯楽は尽きません。
交流も兼ねてたくさん出かけると楽しいかもしれません。

7/6 @Keck Hospital of USC


7/8 @ Santa Monica

自分のこと

ちょっとだけ自分の話をさせてください。僕が参加を決めた理由は2つです。

1つは、時間のある学生の間に、日本以外の国におけるOTの実情について直接見たいと考えていたことです。
僕は現在、長崎大の修士過程に在籍しながら、非常勤で OTとして働いています。学部生だった頃は7月に試験があって難しかったのですが、修士2年は講義がないため、今しかない!と思い参加を決めました。非常勤ではありますが、職場の方々の理解もあって1ヶ月の時間を作ることができました。

もう1つは、PhDをどこで取るのか決める材料にしたいと考えていたことです。
修士卒業後にはそのまま博士課程への進学を検討しているのですが、日本だけでなく他の研究環境にも目を向けるべきだと感じていました。
特にUSCは感覚統合療法を築いたAyresの出身校でもあり、僕の専門である発達障害/感覚処理の実践・研究に長けています。そのため、研究室訪問も兼ねて本プログラムに参加しました。
日本で在籍している岩永研究室も素晴らしい環境なので、比較しながら将来について考える1ヶ月にしたいと考えています。


以上です!
今後は病院訪問や日々の生活状況など、少し詳しい話もアップするつもりです。
また、渡米までの準備や英語に不安を感じる方も多いと思うので、その辺りも書こうと思っております。

今後ともチェックしていただけると幸いです!ありがとうございました!

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