酒粕大量消費レシピ!濃厚白濁スープの「鶏白湯(パイタン)酒粕ラーメン」
突然ですが、ついに天才的な酒粕ラーメンのレシピを生み出してしまいました…。
その名も鶏白湯酒粕ラーメン!!
鶏白湯といえば、鶏ガラをグツグツ長時間煮込んだスープのこと。
骨から旨味が出て、スープが白濁しているのが特徴です。
濃厚で美味しくて私も大好きなのですが、自分で作るにはハードルが高い。
なんせ、鶏ガラを買ってきてひたすらグツグツ煮て、潰して、白濁するまで更に煮なくてはいけない。美味しいんだけど、家ではなかなか作れないですよね。
…そこで考えたのが、酒粕で作るなんちゃって鶏白湯。
そう、鶏白湯ならではの白濁スープを酒粕で再現したのです。
今月の料理教室では「鶏白湯粕鍋」をご紹介したのですが、このお鍋をラーメンで〆たら、まあ美味しくて!!(ちなみに、とろとろの辛口にごり酒「睡龍の生酛のどぶ」とのペアリングでお召し上がりいただきました。)
ラーメンのためだけにでも作っていただきたいなと思い、レシピを公開したいと思います。
ちなみに、私の酒粕レシピにはこんな信条があります。
・酒粕をたっぷり使うけど、嫌な酒粕感が無いこと。
・酒粕を入れるからこその美味しさがあること。
このスープ、驚くほど酒粕感が全然無いのですよ。
しかも、酒粕を入れるからこそコクが出て美味しい。
まさに、酒粕の良さが発揮されたレシピなのではないかと思います。
酒粕たっぷり使えますので、持て余している方は是非作ってみてくださいね!!
鶏白湯酒粕ラーメン
【材料】(3〜4人分)
鶏手羽元…4本
鶏手羽先…4本
(A)昆布…5g
(A)干し椎茸…4個(無くてもよい)
(A)水…300ml
長ねぎ…1本
生姜(スライス)…1かけ分
にんにく(包丁の腹で潰す)…1かけ
酒…80ml
(B)酒粕ペースト…100g
(B)白みそ…50g
(B)淡色みそ…30g(普通の一般的なみそ)
(B)魚醤(いしる、しょっつるなどクセの少ないもの)…大さじ1〜2
中華麺…3〜4玉
ごま油…大さじ1
<トッピング>
ラー油…適宜
青ねぎ(小口切り)…適宜
味玉…適宜
粗びき黒こしょう…適量
糸唐辛子…適量
【作り方】
①保存容器に(A)を入れ、冷蔵庫で半日置く。
(干し椎茸無しで作る場合は常温1時間程度でよい)
②①の干し椎茸は縦4等分に切る。鍋に①の昆布、干し椎茸、戻し汁(茶こしで濾す)を入れ、手羽元と手羽先をさっと水洗いして加える。1Lの水(分量外)、長ねぎの青い部分、生姜、にんにく、酒を入れて火にかける。
沸騰直前に昆布を取り出し、蓋をずらして火を弱めて5分ほど加熱する。蓋を閉めてさらに弱火で50分ほど加熱する。
③長ねぎの白い部分は5cm幅に切り、縦半分に切り、繊維に沿って細切りにする。
④②から長ねぎの青い部分と生姜を取り出し、(B)を加えてしっかり溶かす。2〜3分煮立たせたら、長ねぎとごま油を加えて一煮立ちさせ、火からおろす。
トロッと白濁した濃厚スープの出来上がり。
⑤中華麺を茹で、器に盛る。④のスープをかけ、手羽元と手羽先を盛り、黒胡椒を削り、青ねぎや味玉などお好みのトッピングを盛る。
個人的には、粗挽き黒胡椒をガリガリたっぷりかけるのがオススメ。あとは、唐辛子系の辛味調味料を入れても美味しいですね。柚子胡椒も合う。
えー、ポイントが様々あります!!
是非ご一読の上、作って見てくださいね。
◾︎干し椎茸がなくても作れますが、昆布は入れたほうが美味しいです。グルタミン酸の旨味が加わると、鶏の旨味が一気に引き立ちます。あるいは、昆布の代わりに玉ねぎをごろっと1個くらい入れて出汁代わりにするのもよいかもしれないですね!
◾︎白みそを入れることで酒粕のクセが和らぎ、コクが増します。あるのがベストですが、無くても大丈夫です。
◾︎魚醤がいい味を出してくれます。無い方は醤油でもよいです。ナンプラーやいしり(イカの魚醤)はクセが強いのでNG。量はお好みで調整してください。ラーメンのスープはちょっぴり塩っぱいくらいが美味しいです。
◾︎お好みによっては、酒粕の量はもっと増やしてもいけると思います。味を見て、お好みで量を調整してくださいね。
ちなみにこのスープ、冷蔵庫に入れておくとプルップルに固まります。
コラーゲンたっぷりですので、お肌にも嬉しいですね。
酒粕にはアルブチンやフェルラ酸やコウジ酸など、美白や美肌に効果的な成分が含まれているので、まさに美容と健康に嬉しい一杯。
なお、うどんにしても美味しく、その場合はごま油の代わりに美味しいエクストラバージンオリーブオイルをかけると美味しいですよ。
まだまだポテンシャル大な酒粕ラーメン。
是非色々アレンジして作ってみてくださいね!!
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