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泣く子も黙る天下のディズニー(と、その思い出たち)

先日、ディズニー三昧の週末を過ごした。
とは言っても猛暑の中のパークではなく、ディズニーオンアイス(涼しい)&ディズニーの展示(涼しい)へ。

毎年、夏になると姉がディズニーオンアイスのチケットを取ってくれて、一緒に行くという恒例のイベントになっている。

ミッキーたちではなく、謎の太陽(横顔)の写真しかない

ミッキーたちが出てくると、アイドルのコンサートばりに「きゃ〜〜♡」って声が響く。私も柄になくDオタのみなさんたちに混ざって黄色い歓声をあげちゃったわ。

ちょうど森アーツセンターギャラリーでディズニーの展示(ディズニー・アニメーション・イマーシブ・エクスペリエンス、長いな〜)がやっていたので、せっかくだからそのチケットも取ってディズニーづくしに。

今までのディズニー・アニメーション作品がてんこもりで、部屋いっぱいに映像を映し出すその名の通り没入型の映像展示だったんだけど、その名の通り、ものすごい没入感、その世界観に圧倒!老若男女が夢中になるディズニーコンテンツなだけあり、家族連れも結構多かったんだが、

子どもたち、一切泣かず、一切騒がず。
さ、さすが〜〜〜!泣く子も黙る天下のディズニー!!!

こんなに子どもたちを集中させるなんて、、圧倒的コンテンツ力よ。

映像展示のあとにはお絵かきできるコーナーもあった。楽しい…


コロナ以降行っていないからタイミングあればパークにも行きたいなあと思いつつ、いまの私に終日外にいるというハードなイベントをこなせる体力があるのか、、という懸念点が。

昔は友人とディズニーに行くときは、夜行バスに乗って早朝について、開園と同時に人気アトラクションのファストパスを取りにダッシュして、閉園まで遊び倒してまた夜行バスで帰る、というのが定番だったんだけど、
今思うとティーンの頃の体力は驚くべきものがあるな。

当時、夜に友達と会うなんてことは普段できなかったから、深夜にバスターミナルで落ち合って、車中でこそこそとお菓子を交換しあったり、真夜中のサービスエリアではしゃいだり、
そして早朝に地元に帰ってきて、始発までの時間を朝マックで時間つぶしたり(そこでようやく力尽き、無言になる)
もはや目的地より道中の方が楽しかったかも。


家族で行くときは、深夜から明け方にかけて家を出て、父の車で行ったりしていた。
当時父がキャンピングカーにもなるような広めの車に乗っていたから、
私と姉は後ろで布団を敷いて寝ながら行った。
車に簡易的なテレビもついていたので、そこでもののけ姫を見ながら向かったのを覚えている。
もちろん車で行くということは、車で帰るということなんだが、
寝ずに運転して向かい、無限の体力と突然の不機嫌/体調不良の危険性をあわせもつ子ども2人とともに遊び、そしてまた車を運転して帰る、父と母の体力&気力よ、、

今思えば遠方だからこその非日常だなあと。
行くまでがめちゃくちゃイベントだし、そもそも旅費交通費がめっちゃかかるので、「アフターファイブでディズニー♪」とか聞くと
えええ!もったいな!!!といまだに思ってしまいます。
朝から晩まで遊んで元をとりまくるぞ!というティーンの魂百まで、、

しっぽり楽しむ大人のディズニーパーク散策を、またいつかしたいなあと思っている。


余談だが、地元の友人が「夢の国が、ほんとうに夢の国になってしまった」と言っていた。
名古屋・東京間の交通費は新幹線往復2万/人、子どものことを考えて近隣のパーク内のホテルでの宿泊費xx万/日、チケット代1万弱/人etc、、と数十万単位でお金が出ていき、さらに万が一のことに備え大量の着替え類や救急セット、ぐずったときにあやす用のおもちゃなどの用意もあり、
「まじで気合いれていくイベント」になったと言っていた。

子どものころ無邪気に楽しんでいたイベントを工面する親たちはほんとうにすごい。準備も大変だけど、ひとつの家計から数人分の出費が出ていくというインパクトよ、、

夢の国は、親たちの苦労と努力で成り立っていたのね。
世の親たちよ、あっぱれ。